kazuさんのCLSクラス の試乗レポート・評価

投稿日: 2015年03月12日

  • メルセデス・ベンツ
    CLSクラス
    2011年06月 発売
       

このクルマを一言で表すと?

  • kazu

  • スタイリング重視のベンツも最高

このクルマの評価

  • 総合評価

    3.9
  • 外観デザイン

    4.0

    インテリア

    3.8

    走りやすさ

    4.0

CLSクラスについてのオススメポイント

  • CLSは外観も内装も走りもすべてにおいてメルセデスクオリティ。まったく申し分ない。ベンツのラインナップの中でもひと際目立つスタイリッシュボディ、豪華で品の良い内装の仕立て、パワフルで上質なエンジン、そしてメルセデスライドと呼ばれる秀逸な足回り、矢のような直進安定性、何もかもが素晴らしい出来栄えの高級4ドアクーペだ。
    ベンツとしては異質な存在なので、評価は人それぞれかもしれないが、ひと味違ったスペシャリティベンツとして、存在感はかなりあるし、こういうベンツもまた面白い。

    ケチを付けるとしたら、デザインに対する好みと、屋根が低いことでボディサイズの割りに室内が狭いことくらいか。特に前後とも頭上スペースは余裕が少なく、私のように腰が悪い人には乗り降りの際もしんどい。でも、いったん中に入ると、その適度な狭さが、逆に特別な空間のように感じて良かったりする。実用車の匂いのしないスペシャリティーカー的なたたずまいが、所有する喜びを増幅させてくれる。セダンと比べたら多少実用性がスポイルされているかもしれないが、それを補ってあまりあるほどのデザイン的美しさと特別感があるわけで、ましてやベンツというハイブランドであるならば、生活臭さを感じる要素から隔絶された世界があった方が、嬉しいという人も多いはずだ。

    CLSは、4ドアボディでありながら、純粋に人間が美しいと感じる形、デザインを最大限重視した車だ。ブランド力、高級感、ステイタス、そういった諸々の要素を纏った車には、実用性重視の箱型車より、むしろこういうデザイン重視の方が好ましいのかもしれない。確かにEクラスと比べても特別感は1ランク上に感じる。その分値段も高いが。。

CLSクラスについての不満な点

  • ほとんどなし。スタイリング重視によって居住性が多少スポイルされている点を強いて挙げるくらいしか見当たらない。

CLSクラスを運転した後の感想

  • 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?
  • 運転後の感想について
  • メルセデスベンツは、昔から「世界一の実用車」を目指すメーカーであり、生産される車は、とことん理詰めで作られた車ばかりだった。そんな昔のベンツが好きな人からしたら、「4ドアクーペのベンツなんぞ認めない!」となるかもしれない。
    自分もかつてW124Eクラスを3台乗り継いだ経験があり、あの頃のベンツがすごく好きだったので、実はそういう気持ちも少なからずある。でも、もっと昔、中学生の頃の自分を思い出すと、ちょうど日本で4ドアハードトップが流行った頃で、カリーナEDやコロナエクシブ、ローレルなどを見て、素直に「カッコいい!!」と思っていたのだ。4ドアなのに屋根が低くて、スタイルが良くて、「なんでみんなこういう流線型デザインにしないんだろう??」と思っていたものだ。剛性だとか居住性だとか、そういったものの価値を知ったのはそれより後、自分で運転するようになってからだった。
    つまり、そういう難しい話を知らない人間には、流麗な4ドアクーペの方が、普通のセダンボディより圧倒的にカッコ良く、美しいわけで、そういう車にひと目ぼれして買いたくなる気持ちは、むしろ自然な感覚なのだろう。車を知れば知るほど、そういう「純粋な自分が感覚的に感じる良い、悪い」とは別の、「理論で裏付けされた良い悪い」で評価するようになっていく。だから、車に詳しい人は、こういう車を受け入れ難くなるのではないだろうか。「たしかにカッコいいけどさ、でもこんな実用性のない4ドア車、車としてダメだよね。。」みたいに否定的に見てしまう。そういうところ、車に詳しい人には少なからずある。

    セダンであっても、「実用性」という大義名分で理論武装した車のみを良しとする価値感は、もはや時代遅れなのかもしれない。逆にCLSのように、直感的にカッコいいと思う車を作る方が、むしろ感性に正直で人間っぽくていいのではないか?とさえ思った。
    こんなふうに、価値感の多様性を受け入れ、理論が正義という考え方に固執しすぎるといけないなと、改めて思ったのは、このCLSが抜群にいい車だったからだろう。

CLSクラス関連ページ

  • メルセデス・ベンツ
    CLSクラス
    2011年06月 発売
       

この試乗レポートは参考になりましたか?

  • はい
  • はい
  • いいえ
  • いいえ
dummy 人中、 dummy 人の方がこの試乗レポートが参考になったと評価しています。

他のカーソムリエの CLSクラス の試乗レポート・評価

  • 素晴らしい6気筒エンジン
    yuiko mikamiさんの投稿

  • 最先端のインテリア
    ふくさんの投稿

  • 正常進化!
    FOCUSさんの投稿

  • エレガントな4ドアクーペ
    とっきんさんの投稿

  • 三代目デザインコンシャス
    パン君さんの投稿

  • ミステリアス
    Eくらすさんの投稿

  • Eクラスの4ドアクーペ
    znさんの投稿

  • 成功者の車
    こすげーさんの投稿

  • 意外とお買い得なクルマ
    くびとばさんの投稿

  • ノンビジネスライク
    米麹さんの投稿

  • プレミアム・4ドアクーペ
    Zero Fighterさんの投稿

  • ラグジュアリーな4ドアクーペ
    yuiko mikamiさんの投稿

  • 上級4ドアクーぺ
    METAFIVEさんの投稿

  • 色気で勝負
    細橋龍宏さんの投稿

  • 初代には勝てず
    パン君さんの投稿

  • ラグジュアリークーペ
    Blazeさんの投稿

  • スタイリッシュなクーペセダン
    aduma112さんの投稿

  • 車に負けない存在感が所有者にも必要
    直列6気筒NAさんの投稿

  • 優等生
    ファ爺さんの投稿

  • 元祖4ドア4シータークーペ
    LEXUS ISF オーナーさんの投稿

  • 迫力の4ドアクーペ
    みくさんの投稿

  • 正常進化、迫力アップ
    Kerokero KEROTAさんの投稿

  • みんなが、よけてくれるベンツ。
    momongaさんの投稿

  • スタイル優先の高級ハッチ
    Rouge RX-7さんの投稿

この試乗レポート筆者のプロフィール

    • kazu さん

      検定ベストスコア: 70 点

      ランキング: 6位

  • オークション業を営んでいた経験のある40代男性です。 小さい頃から車が大好きで、自身も今まで30台ほど車を乗り継いできました。好きな車は、国籍、ジャンル問わず、「思想のある車」です。作り手の意志、意気込み、プライド、こだわり、文化、そういったものを感じる車は、どんな車でも魅力があります。単に数値的なものや装備などカタログを見ればわかる表層的なことではなく、物理的運動体としての車の良し悪し、さらには文化的な側面も交えて車を評価してみたいと思います。 机上の知識やわずかな試乗だけではわからないこと、身に付きにくい感覚がたくさんあります。今までたくさんの車を経験することで培ってきた自分の感覚、価値基準をもとに、1人でも多くの方の参考になる記事を提供出来たらなと思っています。よろしくお願いいたします。

    投稿者情報

     都道府県:千葉県
     年齢:40代
     性別:男性
     職業:事務系
     家族構成 : 独身

新着カーソムリエレポート(毎日更新)