kazuさんのクアトロポルテ の試乗レポート・評価

投稿日: 2015年05月14日

  • マセラティ
    クアトロポルテ
    2013年04月 発売
       

このクルマを一言で表すと?

  • kazu

  • 「官能的」とはこういう車のこと

このクルマの評価

  • 総合評価

    4.1
  • 外観デザイン

    4.4

    インテリア

    4.0

    走りやすさ

    4.3

クアトロポルテについてのオススメポイント

  • クアトロポルテは、マセラティのフラッグシップ4ドアサルーンだ。イタリアのスーパーカー的な妖艶なボディや、低くスラントした蛇のようなフロントノーズなどにより、そんなに大きな車だとは思ってない人が多いのだが、実はこの車は相当大きい。全長は5270mm、全幅はなんと2100mmもあり、2mを超える超大型サルーンなのだ。このサイズは、ベンツSクラスロングよりもさらに長く、幅も20センチも大きい。
    なぜこんなに大きい車にしたのかは謎だが、サイズにこだわらないところも、デザインの自由度があるイタリア車らしいところと言える。

    マセラティの車は、とにかく官能的な魅力に溢れている。イタリア車らしい芸術的センスを感じさせる美しいボディといい、内装の品格といい、全体から発せられる妖艶なオーラがたまらない。「なんでこんな車作れるの?!」と心底驚いてしまう。こういうオーラを出せる国産車、ドイツ車は1台もない。目の前見ると相当惹き付けられる。

    このクアトロポルテは、新生マセラティの世界戦略車の一つで、マイナーブランドからメジャーブランドへの転換をはかるための大きな武器である。
    ライバルは、ドイツ御三家のフラッグシップモデルたち。Sクラスや7シリーズ、A8などだ。これらの最高級ビッグサルーンと比較した場合、このクアトロポルテが間違いなく秀でているのは、官能的なオーラである。もうこれはダントツ。ドイツ車はいずれもビジネスの香りが漂うが、クアトロポルテはそうじゃない。品のある艶やかなインテリアは、工業製品的なドイツ車たちとは一線を画すもので、圧倒的に美しい。

    では、走行性能面ではどうかというと、これまた素晴らしい。主力となるであろう3リッターV6ツインターボエンジンは、出力410ps、トルクはなんと56㎏mもある。最高速は285km/h、0-100km/h加速は5.1秒という凄まじいパフォーマンスを秘める。これはもうスポーツカーの部類だ。これだけ美しく、実用的なセダンボディを持ちながら、このモンスターパフォーマンスは魅力。エンジン音も官能的で非常に気持ちいい。
    サスペンションもしなやかで、静粛性もすこぶる高い。適度に締まりのある大型サルーンとしてのあらゆる性能が、極めてハイレベルなのである。
    これだけのハイパフォーマンスセダンとなると、ポルシェのパナメーラあたりも射程圏内となるのだろう。

    これだけ車が魅力的なのに、なぜか手を出す勇気が持てないのは、ディーラー網の充実、メカニカル的な信頼性、維持費、など不安要素が多々あるからだろう。実際、現行クアトロポルテがどの程度の信頼性なのかはわからないが、「マセラティ」、「イタ車」というだけで、伸ばした手を引っ込めたくなる、そんな気持ちは少なからずある。
    しかし、新生マセラティは、メジャーになるべく魅力的なラインナップで果敢に攻めている。その攻めの姿勢を貫いて、サービス面をも向上させていけば、近い将来メジャーなブランドとして認知されるようになるかもしれない。少なくともクアトロポルテには、そうなってもおかしくないだけの魅力は十分あった。

クアトロポルテについての不満な点

  • やはりいざ所有するとなると、不安がよぎる。メカニカルな面での信頼性、維持費、耐久性、そういったあたりが未知数なのが正直怖い。今は3年間の無料保証や延長保証のプログラムがあるので、安心といえば安心だが、どうしても従来までのイタ車のイメージが払拭されておらず、買ったはいいけど、工場に入ってる期間が長いなんてことにならないだろうかと心配になる。

クアトロポルテを運転した後の感想

  • 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?
  • 運転後の感想について
  • 私が初めて知ったクアトロポルテは、4代目のモデルで、マルチェロ・ガンディーニによってデザインされた美しいセダンだった。サイズは今よりもっと小さくて、せいぜい4600mm程度だったと記憶している。あの頃、「なんて美しいセダンなんだろう。。」と思ったのが懐かしい。
    現行モデルは超巨大なサルーンになったが、しかし、あの頃に感じた妖艶な魅力は今も変わらず纏っている。
    メジャーになる素質は十分持っているのに、そうなりきれていないのは、車以外のところの充実度がイマイチだからに尽きるだろう。その点が整備されたら、ドイツ御三家を脅かす存在にもなりうるかもしれない。

クアトロポルテ関連ページ

  • マセラティ
    クアトロポルテ
    2013年04月 発売
       

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この試乗レポート筆者のプロフィール

    • kazu さん

      検定ベストスコア: 70 点

      ランキング: 6位

  • オークション業を営んでいた経験のある40代男性です。 小さい頃から車が大好きで、自身も今まで30台ほど車を乗り継いできました。好きな車は、国籍、ジャンル問わず、「思想のある車」です。作り手の意志、意気込み、プライド、こだわり、文化、そういったものを感じる車は、どんな車でも魅力があります。単に数値的なものや装備などカタログを見ればわかる表層的なことではなく、物理的運動体としての車の良し悪し、さらには文化的な側面も交えて車を評価してみたいと思います。 机上の知識やわずかな試乗だけではわからないこと、身に付きにくい感覚がたくさんあります。今までたくさんの車を経験することで培ってきた自分の感覚、価値基準をもとに、1人でも多くの方の参考になる記事を提供出来たらなと思っています。よろしくお願いいたします。

    投稿者情報

     都道府県:千葉県
     年齢:40代
     性別:男性
     職業:事務系
     家族構成 : 独身

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