kazuさんの6シリーズカブリオレ の試乗レポート・評価

投稿日: 2015年04月06日

  • BMW
    6シリーズカブリオレ
    2011年04月 発売
     

このクルマを一言で表すと?

  • kazu

  • 優雅で贅沢なBMW

このクルマの評価

  • 総合評価

    3.8
  • 外観デザイン

    4.4

    インテリア

    3.6

    走りやすさ

    4.0

6シリーズカブリオレについてのオススメポイント

  • この手の高級ラグジュアリースポーツカーには、イタリア車のような「センス」というか、他の車にはない艶やかな雰囲気が重要で、ドイツ車は機械的な信頼性は高いものの、真面目さが足を引っ張ってしまい、どうしても工業製品的空気感を纏ってしまうところがある。その点、この6シリーズカブリオレは、伸びやかで美しいデザインを持っており、ドイツ車、BMWラインナップの中でもひと際色気がある。クーペボディも申し分ない美しさだけれど、カブリオレは開放感も持ち合わせているので、浮世離れ度はこっちの方が上だ。

    6シリーズカブリオレの特徴は、ソフトトップのリアウインドウが垂直なこと。これはちょっと珍しい。ただ、横から見たときはCピラー部がなだからなラインを描いているため、リアウインドウがストンと垂直に落ちているようには見えない。ソフトトップを閉じた姿もなかなかスタイリッシュだが、閉じた時の室内は頭上スペースがやや狭く、よく言えば囲まれ感が、悪く言えば閉塞感がある。オープン時の開放感が強いだけに、その反動でそう思うのかもしれないが。

    試乗したのは直6の640iの方。もうこれで十分!2トン弱のボディを軽々走らせる。3リッターツインターボで320ps、45.9㎏mのハイパワーなのだから、パワー不足を感じる場面はほぼない。しかもエンジンの回り方が上質。NAではないものの、やはり直6エンジンは完全バランスと呼ばれるだけあって、味わいが実に高級。V8モデルの650iは試してないが、640iで何にも不足はない。そもそも、この車で峠を攻めたりするのは野暮であり、持てるポテンシャルをあえて発揮させないという、その余裕を楽しむのが粋なのであって、エンジンスペックの大小はここまでくると関係ない。

    室内の上質さも惚れ惚れするほど。ずっと座っていたいと思う空間だ。車そのもののサイズがある分、後席も思いのほか快適。ルーフを閉じなければ、後席でも快適なオープンエアを楽しめる。ただ、実際はこの車で後席を使うことはほとんどないと思われる。この手の車の後席は、使うためにあるのではなく、もはやデザインの一環として存在しているようなものだろう。

6シリーズカブリオレについての不満な点

  • 基本的には気に入っているので、不満はほとんどないけれど、強いて挙げれば、もっともっとデザインに色気があってもいいのになあと思った。ドイツ車としては、BMWとしては色気がある方だけど、マセラッティやフェラーリ、ランボルギーニなどイタリアのスポーツカーと比べると、やはり生真面目さがあってもの足りない。もっともっと、誰もが振り返ってしまうほどの大胆さ、セクシーさがあってもいいように思う。

6シリーズカブリオレを運転した後の感想

  • 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?
  • 運転後の感想について
  • このジャンルの車を作るのは難しいのだなあとつくづく思った。国産車やドイツ車のように、そもそも機械としての信頼性が高く、実用性、機能性、という、「生活」と密着した要素を高次元で備えている車たちには、浮世離れしたオーラは纏いにくいのだろう。信頼性に少々不安があったり、脆く壊れそうな雰囲気、バランスの取れてない危うさがあるくらいの方が、現実社会とかけ離れた世界感は作りやすいのかもしれない。
    その点、イタリア車には、他にはないセンスがあって、「車ではなく芸術品」とでもいいたくなるほどの世界を持っている。
    6シリーズカブリオレは、普通の車とは違う世界を提供してくれはするものの、日常と繋がったレベルでの違う世界であって、異世界にまで案内してくれる感じではない。それは、ポルシェでもベンツでもレクサスでも同じだ。このジャンルでイタリア車に勝つには容易ではないと思う。

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    2011年04月 発売
     

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この試乗レポート筆者のプロフィール

    • kazu さん

      検定ベストスコア: 70 点

      ランキング: 6位

  • オークション業を営んでいた経験のある40代男性です。 小さい頃から車が大好きで、自身も今まで30台ほど車を乗り継いできました。好きな車は、国籍、ジャンル問わず、「思想のある車」です。作り手の意志、意気込み、プライド、こだわり、文化、そういったものを感じる車は、どんな車でも魅力があります。単に数値的なものや装備などカタログを見ればわかる表層的なことではなく、物理的運動体としての車の良し悪し、さらには文化的な側面も交えて車を評価してみたいと思います。 机上の知識やわずかな試乗だけではわからないこと、身に付きにくい感覚がたくさんあります。今までたくさんの車を経験することで培ってきた自分の感覚、価値基準をもとに、1人でも多くの方の参考になる記事を提供出来たらなと思っています。よろしくお願いいたします。

    投稿者情報

     都道府県:千葉県
     年齢:40代
     性別:男性
     職業:事務系
     家族構成 : 独身

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