kazuさんのCLSクラスシューティングブレーク の試乗レポート・評価

投稿日: 2015年03月13日

  • メルセデス・ベンツ
    CLSクラスシューティングブレーク
    2012年10月 発売
     

このクルマを一言で表すと?

  • kazu

  • デザイン最重視のスタイリッシュワゴン

このクルマの評価

  • 総合評価

    3.8
  • 外観デザイン

    4.0

    インテリア

    3.8

    走りやすさ

    3.7

CLSクラスシューティングブレークについてのオススメポイント

  • まさかベンツがこういう車を作るとは思わなかった。世界一の実用車を標榜していたベンツが、実用性よりもデザインを最優先したワゴンを作るのだから驚く。
    シューティングブレークは、4ドアクーペボディのCLSのお尻をワゴンタイプにしたもの。そのリアの造形は見事にデザインコンシャス。天地に短く、横幅が広い。リアハッチも思いっきり寝ているし、前席からリアまでつながるサイドウインドウ部なんて、まるでミカヅキモのような形に見える。今までのベンツの常識では考えられないくらいデザインを優先した作りとなっている。

    デザイン最優先とはいえ、実用性がスポイルされすぎて使い物にならないなんてことはない。室内は、まず高級感、素材の上質感、色合いなど、プレミアム度は文句なし。ベースとなっているEクラスよりも上だ。クーペのように天井が低い空間もむしろ、浮世離れした世界の特別な空間のようでプラスに働いている。確かに頭上スペースはEクラスなどに比べれば窮屈だけど、「クーペのようなワゴン」という、他車よりも秀でたデザインを持っていることの優越感の方がはるかに上回るので、結果として気にならない。

    シューティングブレークは一応5人乗りではあるが、実質4人乗りと思っていい。後席も目に入るものたちのプレミア感は抜群だ。天地が低く、後席窓枠が見慣れないくらいに横長なのも、すごい車に乗っているような気がしてわくわくする。

    一応、ワゴンスタイルなので積載性を考えているのかと思いきや、別段力を入れているわけでもなさそう。高さもないし、リアのハッチが大きく寝ているため、思いのほか荷物は載らない。この車は、スタイリッシュなクーペのようなワゴンを作ることを最重視しているのであって、実用性を求めたものではまったくないだろう。

    走りも惚れ惚れする。メルセデスライドも健在だし、適度な重厚感がありながら、軽快さも持ち合わせている。エンジンの吹けもいいし、速いし、ワゴンボディでもCLSとまったく変わらないくらい静かだし、剛性も高い。ほとんど文句がない。

CLSクラスシューティングブレークについての不満な点

  • 内装の狭さを挙げるくらいしか不満な点がないのだが、そこに不満を感じる人はハナからこの車を選ばないだろう。そう考えると、この車の不満な点はほぼない。
    あとは見た目に対する好みだろうか。こういうスタイルが好きな人は好きだし、嫌いな人もいるだろう。

CLSクラスシューティングブレークを運転した後の感想

  • 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?
  • 運転後の感想について
  • こういうベンツを認めたくないという気持ちもどこかにありながらも、実際に見て、乗ってみると、実に良く出来た魅力的な車であることがわかり、否定的な意見が言えなくなってしまった。シューティングブレークには、周りの騒音を消し去れるだけの実力が間違いなくある。

    車選びにおける「見た目」の占める割合は、実はめっぽう高い。見た目が、その車の売れ行きの大半を握っているようなものだ。というのも、お客は素人であって、正直、車の良し悪しを見定める眼力を持ち合わせていない。だから、直感的に良い悪いを自分で判断できる、「見た目」というものの重要性が相対的に増すわけだ。
    ということは、売れる車を作りたければ、何はともあれ、売れそうな見た目が必要となる。どんなに真面目で理詰めの素晴らしい車を作ったところで、不恰好ではお客は見向きもしない。本当にイイモノがわかる人、あるいは、わかることに誇りを持っている人くらいしかそんな車買わないのだ。

    そして、最近のベンツは、売れるためのデザインコンシャスな車作りというものに相当力を入れている。厳つくてインパクトのあるフロントマスクをベンツのラインナップ全般にわたって採用したり、多少乗り心地を犠牲にしても大径ホイール+偏平タイヤを履かせたり、実用性を最重視した結果、どこか押し付けがましいところさえあったかつてのベンツ思想を前面に出さずに、一般大衆が求めるもの、欲しがる要素をどんどん盛り込んでいくようになった。
    完成度の極めて高い車を作るベンツが、見た目にもこれだけ力を入れてくるとなると、他のメーカーはなかなか太刀打ちできなくなる。やはりベンツは凄い。

CLSクラスシューティングブレーク関連ページ

  • メルセデス・ベンツ
    CLSクラスシューティングブレーク
    2012年10月 発売
     

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この試乗レポート筆者のプロフィール

    • kazu さん

      検定ベストスコア: 70 点

      ランキング: 6位

  • オークション業を営んでいた経験のある40代男性です。 小さい頃から車が大好きで、自身も今まで30台ほど車を乗り継いできました。好きな車は、国籍、ジャンル問わず、「思想のある車」です。作り手の意志、意気込み、プライド、こだわり、文化、そういったものを感じる車は、どんな車でも魅力があります。単に数値的なものや装備などカタログを見ればわかる表層的なことではなく、物理的運動体としての車の良し悪し、さらには文化的な側面も交えて車を評価してみたいと思います。 机上の知識やわずかな試乗だけではわからないこと、身に付きにくい感覚がたくさんあります。今までたくさんの車を経験することで培ってきた自分の感覚、価値基準をもとに、1人でも多くの方の参考になる記事を提供出来たらなと思っています。よろしくお願いいたします。

    投稿者情報

     都道府県:千葉県
     年齢:40代
     性別:男性
     職業:事務系
     家族構成 : 独身

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