SUMIKAZUさんのアクセラ の試乗レポート・評価

投稿日: 2013-12-08 00:19:49.0

  • マツダ
    アクセラ
    2013-10-16 00:00:00.0 発売
     

このクルマを一言で表すと?

  • SUMIKAZU

  • ホイールベース2700mm

このクルマの評価

  • 総合評価

    4.4
  • 外観デザイン

    4.8

    インテリア

    4.5

    走りやすさ

    3.0

アクセラについてのオススメポイント

  • 車両重量1390kg 
    車両寸法4580*1795*1455mm 
    ホイールベース2700mm

    AXELA HYBRID -S L Package SEDAN 4ドア 3ボックスの試乗である。 
    ドライブ 
    着座。後部座席に・・・あれ? 
    そうまずは後部座席、ドライバーはディーラーマン。ディーラーを出て、目と鼻の先の路地で後退という趣向だ。キャビンの前後長は先代からすれば短くなっている。その上、私はリーボックのジグテックを履いているので、足元が狭いかな?と思ったが、前席の背中が凹んでいるので、ニースペースはジューに文である。前輪駆動だから当たり前だよ。言うのだろ。全長も4580mmもあるのだからと言うが、大半の3ナンバー化は、限られた鋼材とコストパフォーマンス、そして衝突時の余白を取るためである。ドライバリティの向上ともしもの時の余裕を考慮しことであることを、おさえておきたい。 
    205/60R16のアルミホールは、若干硬めの足腰だが、不快ではなく、レザーシートの生地の反発と中のクッションの仕様にもよるところだろう。これは私的だが、レザーはあまり好ましくない。体を受け止め感が薄く感じる。だが運転席に座れば、『運転』に集中しだすので、ソレが失せてくる。

    運転席。 
    アクセスは容易だ。単にセダンのソレだ。座る。 L Packageゆえの電動シートの革仕様。ヘッドレストの調整をしようとしなかったので、自然に体にフィットしたのだろう。前後、上下を右手で座席の側面を操作し、お好みの最下層に設定する。同じくステアリングのチルトテレスコピックをいじるのが常であるのだがヘッドレストと同じく必要としなかった。さも自然に運転し始めたので、静の状態。停車時で座っただけ時点でも、自然に馴染んだようだ。

    発進。躊躇する。システムは『THS』。確認事項が多めである。ブレークペダルを踏む。プッシュスタート。エンジン始動。Dレンジ、サイドブレーキを下ろす。がセオリーなのだが、エンジン始動の次のパーキングボタン。エレクトロニックシフトの前にあるPボタンを押す。シフトをDレンジにクイック。シフトはデフォルトの位置に戻る。Dレンジ入っているか否かは、メーターの真ん中の円メーターの5時位置にある現在のレンジ状況を確認することで、現状把握となる。指導したとしてもエンジンがしないので、不安になった。オールドタイプの私には違和感である。がコレを静かだと絶賛する感覚にも不思議と面白み、技術の進歩を感じる。そうここまではプリウスと同じだ。座っている時短でストレスは薄い。オートマチック運転の手順の間にPボタンがあるだけのこと、目に映るのは、タコメーターと現状シフト、燃料計、ケイタイ、スマフォのバッテリー、受信状態、通信状況の様に端的なパワーメーターが中心の円メーターの左に存在する。ホワイトバックライトが目にやさしい。先の世代のマツダ車を敬遠したのには、バックライトカラーにも起因する。端的で瞬時に情報がつかみやすい。 
    エンジン、モーター、バッテリーの効率、使用状況のアニメーション、またはご紹介状況は走行時には邪魔な情報であるので、HYBRIDだからといってこれを強調され、運転に煩わしさがない。

    中身を忘れて運転しよう。足元はCX−5、アテンザを継承した。アクセル、ブレーキペダルの配置。システム流用でアクセルペダルが吊り下げ式ではあるが、縦置きエンジンの後輪駆動FRの以上の空間があり、左足先はフット式サイドブレーキもなくリラックス、フットレスト生地丸出しが難点抜けているが、左足裏で踏ん張ることもできる。 
    ブレーキペダルのふもとにかかとで軸を置き、つま先でアクセルペダルを踏む。大半の前輪駆動はこのかかとの場所が左寄りになるのだが、右にホイルハウスがでしゃばって居ないため、楽である。そんな感じつつ。アクセルを踏む。

    CVTのラバーバンドフィールは薄い。4段オートマチックで3速と4速の変速ラグがあるぐらいの感覚が初速である。なめらかな加速なのに、足回りが仕事をしていないプリウスに対して、AXELAは仕事をしている。

    交差点で信号待ち、オートマチックでもニュートラルとサイドブレーキを引く、又は押しこむ私はあたふたする。パーキングボタンを押して、サイドブレーキを上げる事が、コレに当たるという。 
    信号はレッドからグリーンへレンジ変更に戸惑いながら、左へ曲がる。

    車幅を感じる。大回りをしてしまった。ホイールベースが長くなったとはいえ大半を前席のニースペースをあてがっている。そしてコレを駆動は前輪駆動であるから、内輪差は大きいと体が感じるのだろう。これはアテンザでも感じたことだ。ほぼ直角に曲がると横置きエンジン前輪駆動の最適化の副作用が現れる。

    平坦な道を直進。静かすぎて、アクセルを踏んでラバーバンドフィールが薄いHYBRIDだが、いかんせん五感のうちの音がないので、一般道巡航時はアクションが寂しい。

    バイパスの緩やかな勾配を登る。重たい。2000ccのエンジン故に登るであろうと思ったアクセルの踏み量に対して、クルマが鈍い反応を示す。パッセンジャーのディーラーマンが、この速度域、回転だと鈍いですよ。2000ではあるが、システムはシステム、THSにあわした形になるそうで、カタログにもあるように99PSのである。200ccの余裕はどこになるのだろう。

    にしても足腰が自然だ。硬めの自然だよ。トランスミッションがCVTで、それを薄めるHYBRIDシステム荷重があろうとも、クルマになっている。

    それを思いつつ、常時の試乗コースから脱線する。 
    せっかく、夜間20時前後の状態で、主幹道だけ走っていては、お試しにはならない。常に使う路地や抜け道、始動でも挙動を見なくては、始まらない。

    夜間ですから、ライトの照らし具合をお知らせしよう。 
    セダンからミニバンに乗り開けて、アイポイントが高くなっただけでなく、ハイビーム率やレベライザーをいじる事が増えているドライバーもおられるだろう。そこにこの10何年の日本車のフロントライトの位置が低すぎるのもしばしばである。特に1500cc2000ccの排気量帯の全長5ナンバー車は著しく、夜間が厳しい。AXELAセダンはいかに?良好である。 
    アイポイントが低め故に、久しぶりに対向車の軽トラのフロントライトに目をやられたが、自車の照射域は自然である。コーナーが見づらいなぁなんてことはない。

    車速が乗った左右にL字が続く始動。パドルシフトが欲しい。減速したい。コレをブレーキだけでこなすのは、ポテンシャルからすれば歯がゆい。

    急勾配の上りに入る。丘越えよう。アクセルを踏み込む。踏み込めば先の、答えるのAXELAHYBRID。エンジンの空回り感はなく、登り切る。

    交差点。余裕が出てきたので、交差点での転回後のステアリングの帰りを感じるようになってきた。でどうかというと、サラサラーと戻りはしない。 
    解説はポルシェのスレアリングフィールを真似たそうだ。CX-5以降のマツダ車のマイナーチェンジ仕様変更モデルの全てコレだそうだ。だが、おかしな話である。彼ボクサーエンジンはMRまたはRR。試乗したことも乗ったこともないが、わかるエンジンの位置も駆動方式も全く違う。これは不思議なことをやっている。BRZのサウンドクリエイター同様のクエッションマークである。

    さてお次はブレーキだ。回生ブレーキの仕草である。なだらかで長い弓なりのくだりを降りる。アクセルから足を外し下る。回生ブレーキ、エンジンブレーキを使っていると、ドライブモニターが示してます。パッセンジャーが言うのだが、このマツダコネクト。メーターと同じ高さ、位置にあるのだが、走行時にチラ見出来上ない。手前すぎる。ダッシュボードの奥。フロントガラスのつけなあたりに居て欲しい。

    もう一つ。アクティブ ドライビング ディスプレイ。先のセンターディスプレー、今マンダーコントロールで高さ調整が出来るのである。っこれでは、『なるほど わからん』

    身長や、座席の前後、上下位置でドライバーの目の位置は様々である。これを見えやすい投影位置に調整できるのである。コレをコマンダーで出来るのだからカッコイイ。事すれば、オドメーターのピンダイヤルで、地味に操作するのでは?他にも、車両儒教、キーレスの調整。ドアロックをオートで行うか否かまで、コマンダー操作出来るのだから面白い。まるでテレビゲームのオプションをいじっているようだ。ケイタイ電話、スマートフォン世代、仕様の現在で、1.5リッタークラスの車両でもこのようなことができてくるとは、マツダは躍進していますよ。

    長い下りでディスプレイの意味。その操作をディーラーに戻った後に、レクチャーを受けた。だがこの前に『え!』と感じたことがあった。

    高燃費の裏腹に『回生ブレーキ』の罠がある。HYBRIDだからしかたがない。ではなくこれはオートマチック車だ!CVT!と思って運転するのだが、ブレーキが甘い。ブレーキペダル自体の『遊び』ではなく、時速10k以下で油圧ブレーキなるとのこと、それまでは回生ブレーキ。
    前車との車間距離が開いている。だが前車はすでに信号待ちである。ならばゆるくブレーキを踏んで行くのだが、自車はモーターのスムーズな電車のような加速をしたばかり、速度域で『回生ブレーキ』を仕様。往年の車両の反応ではないのだ。

    アベレージは18.0KM。もっとゆっくりアクセルを踏んでと、アナウンスされる。

    アクセルワークだけでなくブレーキワークも学んだHYBRIDであった。このシフテムを最大限活かすのは至難の業だ。

    マツダのてんこ盛りカー。AXELA HYBRID LーPackageを試乗してきました。

    HYBRIDがこの出来ならば、ガソリンエンジン車やディーゼルはもっと面白い。クルマを感じることが出来るはず。楽しみですな!

アクセラについての不満な点

  • 項目を訂正
    ハイブリッドについて不満な点
    パドルシフトをつけて。

アクセラを運転した後の感想

  • 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?
  • 理由:
    このCVT、ハイブリッド頑張ってる。全域で妥協できる仕様だ
  • 運転後の感想について
  • プリウス検討の方はアクセラハイブリッドをお試しください。カタログ数値や知名度ではなく乗って見てください。

アクセラ関連ページ

  • マツダ
    アクセラ
    2013-10-16 00:00:00.0 発売
     

この試乗レポートは参考になりましたか?

  • はい
  • はい
  • いいえ
  • いいえ
dummy 人中、 dummy 人の方がこの試乗レポートが参考になったと評価しています。

他のカーソムリエの アクセラ の試乗レポート・評価

  • ほんとにいい車です
    ファーウェイさんの投稿

  • 実に実用的です
    ファーウェイさんの投稿

  • 燃費の良い車
    くびとばさんの投稿

  • マツダハイブリッド
    すみれちゃんさんの投稿

  • シェフが替われば…
    NEUE TANZさんの投稿

  • 見た目も走りも質が高い
    城西さんの投稿

  • 優先順位は走りです
    ブリキの太鼓さんの投稿

  • オンもオフも使える
    syoさんの投稿

  • 魂動!
    Masami Iizukaさんの投稿

  • 乗りやすいセダン
    ふくさんの投稿

  • これが売れ筋かな
    reireiさんの投稿

  • 1.5リッターの軽快さと非力さ
    reireiさんの投稿

  • 安全装備が充実したセダン
    yuiko mikamiさんの投稿

  • 動的質感が素晴らしい。
    yuiko mikamiさんの投稿

  • 価格もバランスも良い
    reireiさんの投稿

  • 鬼に金棒的なアクセラ
    でんでんさんの投稿

  • 安価で良質な国産Cセグメントセダン
    tanuzouさんの投稿

  • 欧州車ライクなコンパクトカー
    MT魂さんの投稿

  • 日本を代表するハッチバック
    radioさんの投稿

  • ディーゼル車で走りが楽しめる希少な車
    トオルさんの投稿

  • 世界を震撼させた技術の共演
    旭日旗さんの投稿

  • 日本初ブランドアイデンティティの確立
    旭日旗さんの投稿

  • オールマイティー
    ヒッキーさんの投稿

  • マツダ・コンパクト・ハイブリッド
    Zero Fighterさんの投稿

  • マツダ・コンパクトの代表車種
    Zero Fighterさんの投稿

  • MHS
    Luv U Tokiyoさんの投稿

  • レベル高いセダン
    Luv U Tokiyoさんの投稿

  • 欧州に向いた作り
    METAFIVEさんの投稿

  • 日進月歩の恩恵
    日本人で良かったさんの投稿

  • 夢のコラボ
    日本人で良かったさんの投稿

  • 静かなハイブリッド
    yuiko mikamiさんの投稿

  • シンプルですごくいい
    nagaさんの投稿

  • エンジン選び放題
    nagaさんの投稿

  • トヨタ臭あり?
    METAFIVEさんの投稿

  • マツダらしくないような車
    クロノノモモさんの投稿

  • 落ち着いた気持ちになれるセダン
    クロノノモモさんの投稿

  • セダンの王道
    gogo3さんの投稿

  • Cセグメントの華
    岩元泉さんの投稿

  • 「非力」だが、その分全開走行を楽しめる車
    N55B30Aさんの投稿

  • 流麗なスタイルのスポーティなセダン
    MT魂さんの投稿

  • 流麗なスタイルのスポーティハイブリッド
    MT魂さんの投稿

  • 中身は典型的な日本車
    b3_3さんの投稿

  • 本家を凌駕
    カーソムリエCEOさんの投稿

  • 魂動デザイン完成型
    カーソムリエCEOさんの投稿

  • この値段でよくやった
    numataさんの投稿

  • セクシーハイブリッド
    new-mauさんの投稿

  • いい車だけど・・
    まいまいさんの投稿

  • バランスの良いおすすめ車
    まいまいさんの投稿

  • 教習車トップシェア
    AI300さんの投稿

  • ハイブリッドらしくない
    AI300さんの投稿

  • ハイブリットはじめました
    パン君さんの投稿

  • 世界戦略車
    パン君さんの投稿

  • 珍しいマツダハイブリッド
    aduma112さんの投稿

  • コスパは高め
    aduma112さんの投稿

  • 魅惑セラピ〜 あ〜癖RUN(^^)
    遠藤友信さんの投稿

  • 隣家でプリウスを買ったら、ウチはこれ
    muchachoさんの投稿

  • 走る喜びを追求したハイブリッド
    自動車研究員さんの投稿

  • かっこいいセダン!!
    tomo1996さんの投稿

  • まさにスタイリッシュセダン
    アウピー乗りさんの投稿

  • アクセラレーターバージョンアップ‼︎
    遠藤友信さんの投稿

  • 6MTを選べる貴重なミドルクラスセダン
    LEXUS ISF オーナーさんの投稿

  • アクセラハイブリッドを買う意味
    kazuさんの投稿

  • セダンもハッチバックもどっちもいい!
    kazuさんの投稿

  • 欧州車に近い
    E34さんの投稿

  • おいしいハイブリッド
    ☆marizo★さんの投稿

  • 鼓動の次男坊
    ファ爺さんの投稿

  • 刺激的なハイブリッド
    ファ爺さんの投稿

  • 小粒な良質セダン
    new-mauさんの投稿

  • マツダ版ハイブリッドモデル
    LEXUS ISF オーナーさんの投稿

  • 予想外にできの良いコンパクトセダン
    セアト 福岡さんの投稿

  • 納得のいくコストパフォーマンス
    kuwatoro4678さんの投稿

  • 欧州車に近いアクセラ
    自動車研究員さんの投稿

  • スタイリッシュなエコセダン
    kuwatoro4678さんの投稿

  • 国産Cセグメントハッチバックではダントツ
    マッチ棒さんの投稿

  • ヤングからオールドまでありです
    ジジパパさんの投稿

  • コスパ良し!クラスを超えた質感の持ち主
    辛口系男子さんの投稿

  • 渾身のマツダ初のハイブリッド
    みくさんの投稿

  • スタイリッシュな4ドアセダン
    みくさんの投稿

  • リーズナブルに楽しめる車
    monomonoさんの投稿

  • デザイン、乗り心地は国産No.1です
    Taisuke.Mさんの投稿

  • アースセラピスト(^^)
    遠藤友信さんの投稿

  • アクセラ『あぁ〜癖RUN』(^^)
    遠藤友信さんの投稿

  • 世界基準車
    BASSTAKUMIさんの投稿

  • 軽快コンパクトサルーン
    Kerokero KEROTAさんの投稿

  • 楽しめるハイブリッド
    っけさんの投稿

  • ゴルフに対抗できる日本車
    ryooonoskeさんの投稿

  • (マツダ+トヨタ)÷2+α
    kosuke1261さんの投稿

  • 2人の長時間ドライブにおすすめ
    24さんの投稿

  • Fun to Drive & ECO!!
    Yukiyoshi Inutaさんの投稿

  • 上質コンパクトハイブリッドセダン
    kurukurumaniaさんの投稿

  • プリウスの兄弟車誕生
    masaさんの投稿

  • マツダらしいハイブリッド
    Fumiyaさんの投稿

  • 美しいマツダ、魂動スモールセダン!
    momongaさんの投稿

  • マツダ独自のハイブリッド登場まで我慢。
    momongaさんの投稿

  • お買い得スタイリッシュハイブリッド
    Rouge RX-7さんの投稿

  • 欧州Cセグメントと真っ向勝負
    1483さんの投稿

  • ゴルフと肩を並べる唯一の国産車
    uzusio2000さんの投稿

この試乗レポート筆者のプロフィール

    • SUMIKAZU さん

      検定ベストスコア: 80 点

      ランキング: 83位

  • ドライバリティを第一にクルマを体感しています。ストレスが少ないものこそ、心にゆとりを持ち、アクセルワークもステアリングの舵角も自然と落ち着きます。そんなクルマをコストパフォーマンスとともに探しています。

    投稿者情報

     都道府県:大阪府
     年齢:30代
     性別:男性
     職業:技術系
     家族構成 : 独身

新着カーソムリエレポート(毎日更新)