KDPさんのデミオの試乗レポート・評価

投稿日： 2015-01-17 18:31:35.0

マツダ

デミオ

2014-09-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

KDP
国産Bセグメントの新たなベンチマーク

このクルマの評価

総合評価
3.7
外観デザイン
4.0

インテリア
3.6

走りやすさ
4.0

デミオについてのオススメポイント

試乗したグレードはXD Touringです。
運転席に納まるとペダルレイアウトが右寄りに感じますが、これは体が左にオフセットされたレイアウトに慣れてしまった為と思われます。
真正面を向き、自然に足を開いた位置にペダルが有る心地よさ。
暫く忘れてしまっていたようです。
エンジンを始動してみますと、予想を超えた静粛性、防振性の高さ。
アイドリング時はほぼディーゼルで有ることが分からないばかりか、ガゾリン車を含めても静かな部類に入ると思います。
ATセレクターやウインカーレバーの感触もしっかりとしており、ウィンカー音も洒落ています。
Dレンジに入れ、アクセルを軽く踏み込むと、1速時は流石にディーゼル音を意識しますが、２速３速とシフトアップするにつれ全く気にならなくなり、逆にエンジンのトルクの太さが際立ってきます。
4速~６速でちょっと速度を上げたい時など、トルクの太さを実感しやすいかもしれません。
新世代トルコンATはパドルを使ったマニュアル操作時もCVT車よりも歯切れが良くて気持ちよかったです。
視界は非常に良好ですが、アクティブドライビングディスプレイは視線移動が少なく済む反面、常に視界に入る位置にあるので、慣れるまでは邪魔に感じる方も多いのでは？と思います。
ボディは非常にガッチリとしており、サスペンションの設定も程々に固め。
ちょっと気になったのは少なめのロール感と比較して前後方向のピッチングが大きく感じられた事。
安定感は抜群でしたので、そういう味付けなのでしょう。
ハンドリングはかなりクイック感を強調しており、ステアリングの操舵感も軽い為、非常に軽快感が強いです。
ブレーキペダルの感触もカッチリとしており、利きも十分。i-stopの作動もブレーキペダルの踏み加減で制御しやすかったです。
室内スペースは前席は非常に快適で前述のように心地よいドライビングポジション、質感の高いインテリアに囲まれながらのドライブは200万円前後の車に乗っている事を忘れてしまう位。
リヤシートも決して窮屈で我慢ならんという感じはしませんでした。
太いトルク感、軽快なハンドリング、質感の高いインテリアを味わいながらの試乗は従来の国産Bセグメントの先入観を崩壊させてしまいそうなほど、気持ちの良いものでした。

デミオについての不満な点

個人的な好みですが、もう少しステアリングの操舵力を重く、キックバックが増えたとしてもダイレクト感が欲しい。

デミオを運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
理由:

もっとディーゼルエンジン音が大きいと思っていたが、嬉しい誤算でした。
運転後の感想について
国産Bセグメントで経済性、スペース性、ドライビングの楽しさを味わえるモデルは今迄も有りましたが、それだけではない新境地の気持ちよさを味わえた気がします。
今迄のBセグでは飽き足らない方にオススメです。