kazuさんのコルベット の試乗レポート・評価

投稿日: 2014年12月19日

  • シボレー
    コルベット
    2014年04月 発売
       

このクルマを一言で表すと?

  • kazu

  • アメリカンマッスルカーの頂点

このクルマの評価

  • 総合評価

    3.9
  • 外観デザイン

    5.0

    インテリア

    3.6

    走りやすさ

    4.0

コルベットについてのオススメポイント

  • 外観
    いやあ~カッコいい!惚れ惚れする。平たくて幅広で、うねりのあるセクシーボディ。4つのタイヤがしっかり大地を掴み、今にもすごい勢いで走り出しそうな圧倒的迫力。現行モデルは、サイドからの眺めが往年の「フォードGT」のようなロングノーズショートデッキスタイルである。これがまたカッコいい。
    タイヤは前18インチで後ろ19インチ。後ろにいたっては285/35R19という太いタイヤを履いている。こういう大きなタイヤを履いていてもデザイン的にまったくタイヤ負けしないのも素晴らしく、中に覗く赤いブレンボのブレーキキャリパーもオシャレだ。

    個人的に特に好きなのは、後ろ姿。ルーフパネルを外したときなんか特にそうで、リアウインドウからリアエンドにかけてのデザインが秀逸。また真後ろから見ると、中央下部ナンバープレートの下に4本のマフラーが綺麗に横一列に並んでおり、見た目から凄さが伝わってくる。

    コルベットは、高級感がいい意味で中途半端。何千万もするスーパースポーツカーたちのような、「私、超高級です!」みたいな隙のない高級感が、コルベットの場合はない。その車に乗るのにふさわしい身分、地位、金を持っていないと乗れないような車とは違い、庶民も頑張れば乗れるっていう絶妙な立ち位置。そういう、わけもなくお高く止まったりしてないところが良くて、「手が届く憧れのスポーツカー」なのだ。日本で例えれば、GT-Rのようなポジションなのかもしれない。

    内装
    内装は黒と鮮やかな赤のコントラストで、スポーツカーらしさ満点だった。黒基調のインパネにシルバーをあしらい、シートは目にも鮮やかな赤。黒シートも選べるらしい。
    もうこの赤い色だけでスポーツマインドが掻き立てられる。
    コルベットは左ハンドルのみの設定。ドライバーシートはまるでF1のコックピットのよう。幅広で高さのあるセンターコンソールや助手席とのパーティションの影響もあって、運転席が取り囲まれている。「ドライバーのためだけの空間」といった感じだ。速度メーターは実に330kmまで刻まれている。真ん中のタコメーター部分は走行モードによってアナログ針や目盛りタイプなどにグラフィックが切り替わる。
    そしてもう一つのポイントは、屋根を開けられること。コンバーチブルはまた別にあるのだが、このクーペモデルもルーフパネルを外してオープンエアを楽しむことができる。その外したルーフは、後ろのハッチを開けるとすっぽり収まる。うまく出来てるなあと感心する。

    走り
    大排気量の6.2リッターV8エンジンは、エンジンをかけた瞬間からヤバい。音といい、かかる瞬間の揺れといい、これぞアメリカンマッスルカーといった感じで興奮する。
    エンジンは460ps、63.6㎏mというとんでもない数値だ。しかもコルベットは1500㎏と体重が軽い。アクセル全開にしようものなら軽くホイールスピンする。
    ただ、OHVという古典的なエンジンなので、切れ良く高回転までシャキーンと回るというよりは、基本的には余りあるトルクで走っていくタイプだ。この余裕さがまたコルベットらしくていい。鷹揚なアメリカンテイストが、こういったスポーツカーにも垣間見える。
    しかし、ひとたび踏み込むと、ゆっくりドゥルドゥル回っていたエンジンが徐々に吠え出し、そしてグオオオオ!と猛烈な音と勢いで加速していく。あまりのパワーにアクセルを戻す。凄まじいパワーだ。パワーに圧倒されて全開では走ってられなかったが、とにかく凄いポテンシャルを持ってるのはよくわかった。

    しかもこのコルベット、ボディが強い。ルーフが取れるにもかかわらず、ボディのゆるさが全然ない。あんなに太い偏平タイヤを履いているのに大したものだなあと感心した。さらにハンドリングがクイックで、人馬一体のオープンカーのように切れ良く曲がってくれる。このへんは、いわゆるアメリカンマッスルカー的大振りさではなく、現行コルベットが大きく進化した点ではないかと思う。大排気量スポーツカーなのに、まるでライトウエイトオープンのように軽快に走るのには驚いた。

コルベットについての不満な点

  • 個人的に大好きな車なのもあって、不満な点はほぼない。強いて挙げれば、左ハンドルしかないことと、世界的なダウンサイジングの流れを無視する6.2リッターという超巨大なエンジンのせいで、自動車税がやたら高いことだろうか。燃費も悪いし維持するのはそれなりに覚悟がいる。

コルベットを運転した後の感想

  • 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?
  • 運転後の感想について
  • 7代目となるコルベット。コルベットはどの代にも熱狂的なファンがいる。私もその1人で、コルベットはいつか所有したいと思う車の一つだ。コルベットの魅力はたくさんあるけれど、自分の中では「アメリカンスポーツの象徴」という伝統と歴史に裏打ちされた価値が一番大きい。
    薄いボディにアンバランスすぎるほどのハイパワーV8エンジンを詰め込み、ドゥルドゥルと音を立て、怒涛のトルクでホイールスピンしながら加速していく。型破りで破天荒なアメリカンマッスルカー、その頂点に立つコルベットには、理詰めで作られ穴のない国産車やドイツ車にはない魅力がある。乗っているだけでなぜか自分自身も豪快で大らかな男になってしまう。こうやって人の心理にまで影響を与える強い力を持つ車というのは数少ないだけに、このコルベットの存在価値は高い。
    どの代のコルベットもそれぞれ味があって好きだけど、現行コルベットはスタイルも現代的だし、アメリカンマッスルカー特有の大らかさを土台にしながらも、ボディ剛性や人馬一体感覚などシャキッとした要素も加味された、本当に魅力的な車だった。試乗して本気で欲しいと思った。

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    2014年04月 発売
       

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この試乗レポート筆者のプロフィール

    • kazu さん

      検定ベストスコア: 70 点

      ランキング: 6位

  • オークション業を営んでいた経験のある40代男性です。 小さい頃から車が大好きで、自身も今まで30台ほど車を乗り継いできました。好きな車は、国籍、ジャンル問わず、「思想のある車」です。作り手の意志、意気込み、プライド、こだわり、文化、そういったものを感じる車は、どんな車でも魅力があります。単に数値的なものや装備などカタログを見ればわかる表層的なことではなく、物理的運動体としての車の良し悪し、さらには文化的な側面も交えて車を評価してみたいと思います。 机上の知識やわずかな試乗だけではわからないこと、身に付きにくい感覚がたくさんあります。今までたくさんの車を経験することで培ってきた自分の感覚、価値基準をもとに、1人でも多くの方の参考になる記事を提供出来たらなと思っています。よろしくお願いいたします。

    投稿者情報

     都道府県:千葉県
     年齢:40代
     性別:男性
     職業:事務系
     家族構成 : 独身

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