kazuさんのエスカレード の試乗レポート・評価

投稿日: 2014-12-07 07:26:22.0

  • キャデラック
    エスカレード
    2007-11-01 00:00:00.0 発売
       

このクルマを一言で表すと?

  • kazu

  • 最高級アメリカンSUV

このクルマの評価

  • 総合評価

    3.9
  • 外観デザイン

    4.0

    インテリア

    4.0

    走りやすさ

    3.3

エスカレードについてのオススメポイント

  • 外観
    鬼のようにデカイ。全長5155mm、全幅2045mm、全高1945mmというとんでもないサイズだ。車重はなんと2600㎏もある。目の前で見るとあまりにも大きく、その迫力に圧倒される。装着されているタイヤはなんと22インチ!そのタイヤが、バランス的に見て決して大きくないことが、ボディの大きさを物語っている。
    試乗したプラチナムという最高級グレードは、見た目の豪華さも抜群。目の前で見ると壁にしか見えない巨大なフロントマスクには、エッジの効いた大型グリルと縦長のキラキラしたヘッドライトが奢られており、「これぞアメリカの最高級SUV!」といった迫力満点の顔となっている。
    アメリカ本国では、このエスカレードは、数多くの成功者が乗る粋な車だそうだ。アメリカ人は、質的豪華さ以前に、大きさとか存在感とか物量的豪華さを求めるのかもしれない。実際、この圧巻の巨体を目の前にすると、圧倒的破壊力があり、物量の重要性を思い知らされる。

    内装
    背が高いので、自動で出てくるステップを使って、階段を登るように車に乗り込む。
    内装も豪華絢爛。なんと手作業で仕上げられているとのこと。質感高い大振りのレザーシート、インパネ、センターコンソール部も革張りでステッチが効いている。装備の充実度も素晴らしく、前席シートにはシートヒーターだけでなくシートクーラーも内臓されていて、運転席シートいたってはマッサージ機能も付いている。センターコンソール部には冷蔵庫も付いており、いつでも冷えた飲み物を飲むことができる。
    2列目の快適性レベルも素晴らしく、柔らかく質の良いレザーシートに埋もれながら、前席ヘッドレスト裏にあるモニターでテレビを見たりしてくつろげる。ちなみにモニターは前席の天井中央にもあり、計3つのモニターが標準装備だ。まるで飛行機のファーストクラス、ビジネスクラスにでもいるような快適な空間。
    他にも快適装備は満載で、挙げたらキリがないほど。リアゲートは開け閉め両方とも自動で出来るし、レクサスや日産などでもおなじみのサラウンドビューカメラもある。この巨体ゆえに駐車時には大変重宝する。通信系も充実していて、LTE回線が使えるとのこと。また、この手のアメ車らしく、オーディオもすごい。BOSE社製の5.1chサラウンドシステム(10スピーカー)を標準装備しており、映画館のような音響空間で楽しむことが出来る。
    何よりいいなと思うのは、いい意味でアメリカンなところだ。ドイツ勢やレクサスなどは、自分もちゃんとしてないといけないという、無言の押し付けがましさがあるが、アメ車はそれがない。こんな最高級SUVであっても鷹揚なところがたまらなく良い。

    走り
    エンジンはなんと6.2リッターV型8気筒OHV。409ps、57.4㎏mを発生。これに6速ATとフルタイムの組み合わせで、2600㎏の巨体を楽々と引っ張る。トルクがものすごく、回す必要がないため室内は快適。ほとんどの走行は2000回転以下で済むんじゃないかというレベルだ。回したら回したで、怒涛のパワーでぐんぐん加速していく。ハンドリングもまたアメリカンで拍子抜けするほど軽い。でも車の性格には合っているように思う。これだけ車高がある車だから、ゆらゆらふらふらするのかと思いきや、そうでもない。重さがプラスに作用しており、どっしり安定した走りっぷりだ。マグネティック・ライドコントロールというサスも装備され、乗り心地はいたって快適。

エスカレードについての不満な点

  • 日本の道路事情では合わないサイズと、左ハンドルしかないところ。さすがにこの車は「もの好き」じゃないと買わないだろう。アメリカンセレブな世界を存分に味わえる魅力的な車ではあるものの、「このサイズだからあえて買う!」と思える人じゃないと買えない。

エスカレードを運転した後の感想

  • 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?
  • 運転後の感想について
  • アメリカン高級ラグジュアリーの世界を堪能できる素晴らしい車だと思った。圧倒的なサイズ、怒涛のパワー、豪華絢爛、快適至極の装備たち、そしてアメリカンな大らかさ。キャデラックブランドも手に入り、アメリカンな魅力をこれ1台ですべて手に入れられる。素晴らしい車である。
    ただ如何せん、大きすぎる。。目の前にするとわかるが、たいていの日本人は気圧されるレベルの巨体だ。この巨体を手にするには、いろんな条件が許されないと難しい。
    購入するには障壁の多い車ではあるが、魅力はたっぷりある。「アメリカの求める高級」というものを知るにはもってこいの車だと思う。

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    2007-11-01 00:00:00.0 発売
       

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この試乗レポート筆者のプロフィール

    • kazu さん

      検定ベストスコア: 70 点

      ランキング: 6位

  • オークション業を営んでいた経験のある40代男性です。 小さい頃から車が大好きで、自身も今まで30台ほど車を乗り継いできました。好きな車は、国籍、ジャンル問わず、「思想のある車」です。作り手の意志、意気込み、プライド、こだわり、文化、そういったものを感じる車は、どんな車でも魅力があります。単に数値的なものや装備などカタログを見ればわかる表層的なことではなく、物理的運動体としての車の良し悪し、さらには文化的な側面も交えて車を評価してみたいと思います。 机上の知識やわずかな試乗だけではわからないこと、身に付きにくい感覚がたくさんあります。今までたくさんの車を経験することで培ってきた自分の感覚、価値基準をもとに、1人でも多くの方の参考になる記事を提供出来たらなと思っています。よろしくお願いいたします。

    投稿者情報

     都道府県:千葉県
     年齢:40代
     性別:男性
     職業:事務系
     家族構成 : 独身

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