kazuさんのラングラー の試乗レポート・評価

投稿日: 2014年11月17日

  • ジープ
    ラングラー
    2007年03月 発売
       

このクルマを一言で表すと?

  • kazu

  • 伝統とポテンシャルが醸し出す存在感

このクルマの評価

  • 総合評価

    4.0
  • 外観デザイン

    5.0

    インテリア

    3.9

    走りやすさ

    3.3

ラングラーについてのオススメポイント

  • ジープラングラーアンリミテッドサハラに試乗した。
    外観
    「これぞジープ!」という外観。我々が、ジープと聞いて想像する姿そのものだ。セブンスロットグリルに丸いヘッドライト、その横に付いた幅広のフェンダー。この造形はもはや芸術。誰が見てもジープとわかるこの記号性の強さはすごい。腰を掛けられるほど前に飛び出た黒いバンパーと幅広のオフロードタイヤ、頑丈な鉄板で組み立てたような鉄の素材感剥き出しのボディ、角ばったボディに平面ガラス、70年以上のジープの歴史の中で徐々に進化していったものの、このスタイリングは基本的に変わらない。
    「本格オフローダーの完成形」とでも言えそうなこの秀逸なスタイリングは、この外観だけで強く興味を惹かれるし欲しくなる。

    内装
    長い年月でどんどん改良、洗練されていったものの、それでも他の車たちと比べればお洒落っ気ゼロの無骨な作りで、本格オフローダーの内装そのものだ。だが、それがいい。インパネには、現代的なハンドルやナビ、丸いエアコン吹き出し口などをあしらってはいるが、インパネそのものが奥行きのない平面的なものであり、機能最優先の素っ気ないものだ。しかも助手席にはグリップハンドルが付いており、オフローダーらしさが垣間見える。目の前にあるフロントガラスも横長長方形の平面ガラスで、ガラスに対して異様に小さなワイパーが2つ付いている。こんなワイパーで大丈夫なんだろうか??
    すごく特徴的なのは、ドアだ。外に付いた蝶番で開くのだが、ドアが開きすぎるのを止めるためのナイロン製の紐が内側に取り付けられている。登山用リュックの胸の前で止める紐のような素材で、何もかもが頑丈な作りの中、この簡易さがやたらと目立つ。ドアは薄いものの固い鉄板で出来ており、閉めたときはバシンといい具合でボディと一体化する。
    全体的に簡素で、必要最小限レベルの装飾しかなく、ところどころ鉄板剥き出しである。荷室なんてまるで軍用車のような雰囲気だ。リアゲートは、長方形のボディ部分が冷蔵庫のドアのように開き、リアウインドウの部分が、ダンパーによって上に開く。開ける際には、車両の後ろに相当スペースを取らないと開けられないので、日常使用的にはあまり使い勝手が良くない。ただ、荷室容量自体は十分。四角いスペースはあらゆるものを積むことが出来そう。
    日常における実用性はわからないが、本格オフローダーとしての機能性を最重視した作りは、他の車にはない特別な雰囲気があってすごくいい。男は特にこういう「プロの道具」的雰囲気が大好きだから、この車の内装に魅力を感じる人はそれなりに多いと思う。自分も相当好きだ。

    走り
    エンジンは3.6リッターV6。284ps、35,4㎏mとかなりパワフル。2トンのボディを楽々引っ張る。無骨な乗り味ながら、オンロードにおいても不快な思いをすることはまずない。オンロードカー並みの滑らかさや静粛性、走行性能はさすがに期待できないが、むしろ本格オフロードカーという「特別な車」という雰囲気がひしひしと伝わって、ただ普通にオンロードを走っているだけでも満足感がある。全体から伝わる頑強さだとか、重厚さだとか、普通の車にはない味わいがたまらない。試乗では経験できなかったが、実際にオフロードを走ったら、それこそ水を得た魚のように持てるポテンシャルをフルに発揮するのだろう。そういうことを想像できるし、想像しつつ走ってるだけでもワクワクしてくる。こういう感覚を味わわせてくれる車はそうそうない。

ラングラーについての不満な点

  • 非常に趣味性の高い車なので、日常使用においてはいろいろと不便もあるかもしれない。小回りが利かないだとか燃費が悪いだとか、買い物の際後ろに荷物を積みにくいだとか、室内の快適性レベルが低いだとか、いろいろある。そういうところもコミで楽しめる人じゃないと、実際は購入できないかもしれない。

ラングラーを運転した後の感想

  • 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?
  • 運転後の感想について
  • ランドクルーザー、ゲレンデヴァーゲン、レンジローバーなど本格オフローダーと呼ばれる車は数あるが、オフロード走行における走破期待値が一番高いのはダントツでラングラーな気がする。実際の性能はどれが一番だとかはわからないけれど、このジープ伝統の最もオフロードに特化して割り切ったスタイリングと、他車のようにラグジュアリー性もハイレベルにしようと媚を売ったりしていない潔さと、ぶつけても別にいいと思えるワイルドさと、伝統と歴史と・・。そういう人の心に訴えかけてくる本格オフローダー度は、ラングラーがNo1だろう。
    こういう車は、独自の世界と強い個性があってすごく魅力的である。いざ買うとなると勇気が要るけれど、すごく欲しいと思える車の1つだ。

ラングラー関連ページ

  • ジープ
    ラングラー
    2007年03月 発売
       

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この試乗レポート筆者のプロフィール

    • kazu さん

      検定ベストスコア: 70 点

      ランキング: 6位

  • オークション業を営んでいた経験のある40代男性です。 小さい頃から車が大好きで、自身も今まで30台ほど車を乗り継いできました。好きな車は、国籍、ジャンル問わず、「思想のある車」です。作り手の意志、意気込み、プライド、こだわり、文化、そういったものを感じる車は、どんな車でも魅力があります。単に数値的なものや装備などカタログを見ればわかる表層的なことではなく、物理的運動体としての車の良し悪し、さらには文化的な側面も交えて車を評価してみたいと思います。 机上の知識やわずかな試乗だけではわからないこと、身に付きにくい感覚がたくさんあります。今までたくさんの車を経験することで培ってきた自分の感覚、価値基準をもとに、1人でも多くの方の参考になる記事を提供出来たらなと思っています。よろしくお願いいたします。

    投稿者情報

     都道府県:千葉県
     年齢:40代
     性別:男性
     職業:事務系
     家族構成 : 独身

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