kazuさんのフォルクスワーゲンCC の試乗レポート・評価

投稿日: 2014年11月11日

  • フォルクスワーゲン
    フォルクスワーゲンCC
    2012年07月 発売
     

このクルマを一言で表すと?

  • kazu

  • VWが作るスタイリッシュ4ドアクーペ

このクルマの評価

  • 総合評価

    4.2
  • 外観デザイン

    4.6

    インテリア

    4.0

    走りやすさ

    4.3

フォルクスワーゲンCCについてのオススメポイント

  • 外観
    VWにしては珍しい~と言っては失礼だが、かなりスタイリッシュな4ドアセダンである。ドイツではBMWグランクーペ、ベンツCLSなどこの手のスタイリッシュ4ドアクーペというジャンルが盛んなようだ。平べったく、幅広で、横長で、美しい流線型で構成されたスタイリングは、誰が見ても「カッコイイ!」と思うデザイン。
    横長のグリルとヘッドランプが面一で連続したフロントマスクはクールな雰囲気で、よりワイドな印象を与えてくれる。大きく傾斜したフロントウインドウから、緩やかに弧を描いてリアまで流れる一連のルーフラインも、セダン離れしていて美しい。一番好きなのはリアの造形で、センスを感じるすっきりしたまとめ方でとても綺麗。現代っぽく、ヘッドライトもリアランプもLEDで装飾しているところも、プレミアムクーペらしさを演出していて良い。
    VWは一貫した機能主義の、華のない外観の車が多いが、そんな中でこのCCはかなりスタイリッシュだ。VWならではの無駄に飾らないクールな印象はそのままに、すごく洗練されたルックスになっている。個人的にはかなり気に入った。

    内装
    内装も素晴らしい。黒基調の機能的な内装をベースに木目とメタルを配したデザインは、あざとさが何一つなく、凛とした佇まいでなんとも美しい。豪華というのとは趣が違う。別に個性を出すために立体的な造形のインパネを使ったりもしてないし、必要以上に高級を主張してギラついてる様子もまったくない。思いっきりシンプルなのに、これだけ質感高い内装を作るんだからすごい。私の個人的好みの方向性なのもあって、内装に対する評価はすこぶる高い。
    ただ、機能性についてはいろいろと我慢しなければならない。屋根がやたら低いので、車の乗り降りは結構大変だ。注意深く首を曲げて出入りしないとならない。シートに座ったときも頭上の圧迫は感じる。天井が近く、シートの高さ加減によっては、フロントウインドウと天井の境目あたりが視界に入って気になるし、強く寝ているAピラーも最初慣れるまで視界を邪魔して気になってしまう。
    後部座席も頭上スペースはやや厳しい。天井が低いというのは、座ることが出来たとしても精神的圧迫感を感じるものだ。前席後席ともにシートの作りは抜群に良くて心地良いのだが、スタイリング優先の屋根の低さが居心地の良さをスポイルしてしまっている。でもこれはクーペボディゆえに我慢するしかないだろう。

    走り
    CCのエンジンは1.8リッター+ターボで160ps、25.5㎏mを発揮する。数値的には馬力が少ないように感じるが、走らせてみるとそんなことはなく、トルクもあることからかなりスムーズに走らせることができる。7段DSGとの相性も良く、トルクが乗った回転域をキープしながら次々とシフトしていくので、加速の様子は非常になめらか。トルクや馬力の継ぎ目がないままスピードが乗っていく。車の性格に合っていて好ましい。
    足回りはセッティングを変えられるが、ずっとコンフォートのままで走っていた。とてもしなやかで感じが良い。
    ハンドリングも素直だし、総じて静粛性が高く、燃費性能も良い。肩肘張らないレベルですごくバランスの取れた車である。

フォルクスワーゲンCCについての不満な点

  • 結構気に入ってしまった。デザインコンシャスなことにより実用性がスポイルされる点を受け入れられるならいいと思う。しかしそれが受け入れられないとなると、室内の頭上スペースの低さ、室内空間の感覚的狭さ、無駄に大きいボディなどが不満な点に上がるだろう。
    あとは、走ってる台数が極めて少ないので、壊れないかとうかとか、メンテナンス事情とかそのへんが気になる。交換部品が取り寄せとなるとか、やたら高額になるとかだと、気に入ったとしてもなかなか手を出しにくくなる。

フォルクスワーゲンCCを運転した後の感想

  • 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?
  • 運転後の感想について
  • かなり自分好みの車だった。外観も内装も走りもクールでお洒落で、でしゃばったところやわざとらしさがまったくなく、すべてのバランスが良い。
    ただ、この4ドアクーペというジャンルを好む人達の嗜好からすると、アウディのようにもう少しプレミアム感を出して、商品力を高めた方が食いつきはいいのかもしれない。
    CCはVWとしては相当スタイリッシュだが、ライバル車たちと比べるとそれでもまだ地味である。
    これくらい控えめな感じでも私は好きだが、売上げにつながるかというと難しい。もうちょっと華があった方がいいのかもしれない。

フォルクスワーゲンCC関連ページ

  • フォルクスワーゲン
    フォルクスワーゲンCC
    2012年07月 発売
     

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この試乗レポート筆者のプロフィール

    • kazu さん

      検定ベストスコア: 70 点

      ランキング: 6位

  • オークション業を営んでいた経験のある40代男性です。 小さい頃から車が大好きで、自身も今まで30台ほど車を乗り継いできました。好きな車は、国籍、ジャンル問わず、「思想のある車」です。作り手の意志、意気込み、プライド、こだわり、文化、そういったものを感じる車は、どんな車でも魅力があります。単に数値的なものや装備などカタログを見ればわかる表層的なことではなく、物理的運動体としての車の良し悪し、さらには文化的な側面も交えて車を評価してみたいと思います。 机上の知識やわずかな試乗だけではわからないこと、身に付きにくい感覚がたくさんあります。今までたくさんの車を経験することで培ってきた自分の感覚、価値基準をもとに、1人でも多くの方の参考になる記事を提供出来たらなと思っています。よろしくお願いいたします。

    投稿者情報

     都道府県:千葉県
     年齢:40代
     性別:男性
     職業:事務系
     家族構成 : 独身

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