kazuさんのティアナ の試乗レポート・評価

投稿日: 2014年10月18日

  • 日産
    ティアナ
    2014年02月 発売
     

このクルマを一言で表すと?

  • kazu

  • ティアナの存在価値とは?

このクルマの評価

  • 総合評価

    3.9
  • 外観デザイン

    3.8

    インテリア

    3.9

    走りやすさ

    3.7

ティアナについてのオススメポイント

  • 外観
    現行型は、顔の押し出し感もあり、全体のフォルムが躍動的でスポーティーな佇まいがある。ボディサイズも大きくなったうえに細部の作りも上手で、全体的に高級感、上質感が増した。外見は1クラス上の車、クラウンなどと同等の車に見えなくもない。なかなかカッコ良いと思う。

    内装
    中上級セダンとして恥じることのない立派な内装だ。皮、木目、メッキの使い方も上手で、運転席に座った瞬間、「上級セダンの室内にいる」と思わせてくれる。快適装備、ハイテク装備の類も至れり尽くせりだし、とりあえず文句はないだろう。日産流の高級セダン内装という感じだ。
    ただ、後述するが、個人的に一番残念に思ったのは内装だったりする。この車には「モダンリビング」の思想がほとんど感じられない。

    走り
    エンジンは直4 2.5リッター。173ps、23.9㎏mを発揮する。ミッションはCVTだ。
    ディーゼルエンジンやダウンサイジングされたターボエンジンが主流の今となっては、特筆するところのない普通のエンジンだが、力不足は感じない。車とのバランスを考えてもこれくらいのパワーでちょうどいいだろう。
    そしてこの手のセダンの必要条件のひとつである静粛性も十分合格レベル。ハンドリングやブレーキング性能も標準レベルはクリアしており、とりあえず、走りにおいて不満はなく、上手にまとまっている。

ティアナについての不満な点

  • ティアナが、日産が作る普通の中上級セダンになったこと。現行ティアナは、世界戦略車であり、欧米や中国をメインターゲットとしている車だ。日本ではこの手のセダンが全然売れないのもあって、日産も最初から日本市場を当てにしていない。つまり、日本人が初代ティアナの時代から「ティアナ」という車に望んでいるものは何も盛りこんでおらず、メインターゲットの国々で売るための車を、日本でもしょうがなくラインナップさせているだけである。
    そういう車であるから、初代ティアナのようなイメージでこの車を買うと損をする。現行ティアナは、もはや我々の知っていたティアナではない。

ティアナを運転した後の感想

  • 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?
  • 運転後の感想について
  • 現行ティアナは良く出来た上級セダンである。外観も内装も走りも上出来で、全体のバランスも良い。300万クラスの中上級セダンが欲しいって人にとっては、ティアナはひとつの選択肢となりうるだろう。
    しかし、この車の名前は「ティアナ」である。
    初代ティアナが登場した時、「モダンリビング」という新しい価値観をこの世にもたらした。家のリビングにいるような空間と仕立てによって乗客をもてなすという思想。しかもその世界観を、驚きの低価格で実現したところにティアナ最大の価値があった。だからこそ初代は大ヒットしたわけだ。
    なぜ、こんなに素晴らしい価値観を構築していながら、それを真正面から継承した車を作らないのだろう。。
    「この3代目もこんなところで初代の価値を継承している」と苦しい評価を与えている人もいるが、いやいや、これは継承してないでしょう!
    現行は、もはや普通の日産の中上級セダンであって、初代ティアナが創り上げた世界観はそこにはない。

    初代ティアナは、FFを生かした大きな室内空間の中に、家の中の家具を持ち込んだような、そんな独特の空間雰囲気を持った車だった。滑らかな曲線を描いたシート形状といい、木目パネルをでかでかと貼ったインパネといい、助手席のオットマン(これは現行でもあるが)など、世界で唯一ティアナにしかない個性的な室内空間を作り上げていたのである。
    しかも、価格が安かった!ライバル車よりもワンランク上のV6エンジンを搭載し、大きなボディを持ちながら、ライバル車よりも30万以上安い値段で売られていたのである。確かによく見ると安っぽい車であったが、しかし限られたコストで上手いこと作っていたおかげで、特に世の奥様方からウケが良く、かなり売れた。初代ティアナは、ある意味、革命的な事を成し遂げた車だったのだ。

    現行型は良く出来た車ではあるけれど、我々の知るティアナではない。そこにティアナのDNAは息づいていない。
    この車を「ティアナ」という名前で売るのはよした方がいい。
    そして、もし日産に先見の明がある人がいるのなら、ぜひあの「モダンリビング」という価値観を大事に育て、セダンボディにこだわらず、いろんなボディ形状の車にこの価値観をもたらしてラインナップしてほしい。売れると思う。

ティアナ関連ページ

  • 日産
    ティアナ
    2014年02月 発売
     

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この試乗レポート筆者のプロフィール

    • kazu さん

      検定ベストスコア: 70 点

      ランキング: 6位

  • オークション業を営んでいた経験のある40代男性です。 小さい頃から車が大好きで、自身も今まで30台ほど車を乗り継いできました。好きな車は、国籍、ジャンル問わず、「思想のある車」です。作り手の意志、意気込み、プライド、こだわり、文化、そういったものを感じる車は、どんな車でも魅力があります。単に数値的なものや装備などカタログを見ればわかる表層的なことではなく、物理的運動体としての車の良し悪し、さらには文化的な側面も交えて車を評価してみたいと思います。 机上の知識やわずかな試乗だけではわからないこと、身に付きにくい感覚がたくさんあります。今までたくさんの車を経験することで培ってきた自分の感覚、価値基準をもとに、1人でも多くの方の参考になる記事を提供出来たらなと思っています。よろしくお願いいたします。

    投稿者情報

     都道府県:千葉県
     年齢:40代
     性別:男性
     職業:事務系
     家族構成 : 独身

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