のぉーぶるさんのゴースト の試乗レポート・評価

• 

• ロールスロイス

  ゴースト

  2009-10-01 00:00:00.0 発売

  

     

このクルマを一言で表すと？

• 

  のぉーぶる

• 一見さんにも優しい極上の移動空間

このクルマの評価

• 総合評価

  4.0

• 外観デザイン

  4.2

  インテリア

  4.0

  走りやすさ

  3.3

ゴーストについてのオススメポイント

• ロールスは何か特別なキャンペーンでも無い限り、なかなか試乗させてくれるものでも無いでしょう。
  
  横浜みなとみらいで、その試乗キャンペーンが2年ほど前にありました。ちょっと時間が経ってしまっていますが、その時の試乗記事を掲載します。
  
  
  ゴースト。
  ロールスロイスの中では廉価版ではありますが、それでも試乗車はおよそ4000万円。
  
  身構えないと言ったら嘘になります。
  
  ところが緊張して乗り込んだ私をあざ笑うかのように、するり、と。全く違和感を感じさせることが無く、肩透かしを食ったかのように至極当たり前に座らされてしまいました。誰であろうが乗員は神様、緊張なんか与えてなるかと、そういう意志なのでしょうか。5mも走らないうちに極上のシートに包まれた身体は、すっかり馴染んでしまいました。あな恐ろしや。
  
  視界前方に拡がる長大なボンネットの先端にチョコンと見えるマスコット「フライング・レディ(スピリット・オブ・エクスタシー)」
  これを頼りに車両感覚を探るのですが、これが実にカンタンなのです。あな恐ろしや。
  
  エンジンスタート。
  苦労なくジェントルな発進。
  苦労なくジェントルな停止。
  苦労なくジェントルなコーナリング。
  苦労なく細い道のすり抜け。
  
  そう、ほんの数分走らせただけで車両サイズの縮小感覚が訪れ、いつしか工事中の狭い車線や両側駐車などと言う不届き者の間を縫って行くのも怖くなくなりました。その状態が一番怖いとも言う（笑）
  
  70年代ロールスロイスを愛車に持つ友人(普通のサラリーマンです)がいたので、昔のものは何度か運転させてもらったことがあり、結構クセものだったイメージが強かったのですが、今回乗ったそれは車格のわりにやけに細く感ずるステアリングと、迫りくる高級家具のような内装を除けば、ごく普通に運転出来ました。いや、むしろ非常にナチュラルで運転しやすい。うーん、BMWの血筋を感じます。
  
  停止、発進、コーナリング、そしてレーンチェンジ。
  そのどれもがなにひとつ苦労なく滑らかにこなせて、
  気分はもう「パーカー」(古いか)
  
  後ろに妻子を乗せたのですが、すっかり女王様気分。いや、こちらがパーカーだったらあちらはペネロープお嬢様、か。
  車体がピンクじゃなくて、白だから「マルサの女」？
  
  表現はさておき、安楽を絵に描いた様子でした。
  
  ひとつ、意外だったのは履いていたタイヤ。
  
  ロールスと言えばAVONだと言う先入観に毒されていた私にとっては、GOODYEARのしかもランフラットというのはもうそれだけでオドロキのレベル。これこそ、BMWを一番感じた瞬間かも。
  それとも、ロールスロイスのオーナーにタイヤ交換などと言う不粋な作業をさせないためか？

ゴーストについての不満な点

• 価格。でも超高級マンションの一室(家具付き)だと思えばこんなものか。
  大きさ。でも超高級マンション(以下略)

ゴーストを運転した後の感想

• 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
• 理由:

  すごく運転しやすい。
• 運転後の感想について
• 昔とは違うと言う人もいるし、確かに違うのはわかるけれど、これはやはりロールスロイス、凄いの一言。
  パッセンジャーカーだけではなく、ドライバーズカーとしても、十分に楽しめる。
  一度は所有してみたいけど、きっと色々な意味で持て余してしまうだろう、そんなクルマです。

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  ゴースト

  2009-10-01 00:00:00.0 発売

  

     

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