reireiさんのN-VAN の試乗レポート・評価

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• ホンダ

  N-VAN

  2018-07-01 00:00:00.0 発売

  

     

このクルマを一言で表すと？

• 

  reirei

• 商用車も変わる時代

このクルマの評価

• 総合評価

  3.4

• 外観デザイン

  3.2

  インテリア

  3.4

  走りやすさ

  3.7

N-VANについてのオススメポイント

• N-VANに試乗。バカ売れしてるN-BOXがベースなだけに、軽離れした走行性能の高さなど車そのものの出来はすごく良かった。かつての商用車は「積めることが第一、それ以外はすべておまけ」みたいな、えらい割り切りっぷりだったが、このN-VANの登場を見ると商用車の概念も変わってきたなと強く感じる。
  荷室長そのものは従来からあるキャブオーバータイプの軽よりは短そうだが、助手席を畳んでフルフラットにすれば、より長いものも積み込むことが可能。運転席以外はすべて荷室になるから、容量的にも相当ある。そして助手席側ピラーレスの恩恵により、積載性は抜群に高い。働く自動車としての使い勝手は文句なさそう。助手席さえ補助シートのような簡易的なものになってるその割り切りも見事。こういう「いらないものにはお金かけない」潔いところが、まさに働く自動車って感じで気持ちいい。
  一番良かったのはやはり走行性能、安全性能面。それさえ二の次だった従来の商用車とは根本的に考え方が違って、N-VANは人間の命に直結するそういうところはしっかり押さえている。これが本来あるべき姿。
  N-VANは単に売れっ子N-BOXを商用車タイプに仕立てただけに見えるが、それが提供している価値観やコンセプトは、従来からある商用車バンのものとは別物な気がする。新世代の商用車といった感じだ。見た目も商用車臭さが減ってるし、商用車カテゴリーも良い方向に変化してるんだなあと感じた。

N-VANについての不満な点

• 不満らしきものはほとんどないが、キャブオーバータイプより荷室全長が短いのは確かだから、長いものを積みたい人には不満かも。
  あとは、ピラーレスによる剛性確保の点。「ピラーありの車と同等の剛性を確保しています！」と熱っぽく説明されたものの、半信半疑。だったら、両サイドピラーレスの車作ったって問題ないわけで、でもそういう車がないってことはそうじゃないからでしょ？と思ってしまう。まあ積載性には間違いなくプラスの機能だけども。。

N-VANを運転した後の感想

• 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
• 運転後の感想について
• 例えばルノーカングーのように、働く自動車でもお洒落で街中に上手に溶け込む素敵な車はある。日本は長いことそのカテゴリーをおろそかにしていたような気がする。商用車はバリバリ商用車風味で、働くこと以外をすべて取り去ったダサい車だったが、ここにきてやっと日本の商用車カテゴリーもテコ入れされてきたのかなあ？なんて思った。実際に仕事で使っている人にしかわからない点が多々あるんだろうけど、ダサい車よりダサくない車の方が、走行性能だって安全面だって高い方がいいに決まってる。何を捨てて何を特化するか？その選択が時代とともに商用車も変わりつつあるのかもしれない、そう感じた。

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