reireiさんのアリオン の試乗レポート・評価

• 

• トヨタ

  アリオン

  2007-06-01 00:00:00.0 発売

  

   

このクルマを一言で表すと？

• 

  reirei

• 希少５ナンバーセダン

このクルマの評価

• 総合評価

  3.1

• 外観デザイン

  3.0

  インテリア

  3.2

  走りやすさ

  3.0

アリオンについてのオススメポイント

• アリオンの１.５リッターモデルに試乗。他に１.８リッター、２リッターモデルもあるが、一番売れてるのは１.５だそう。実際乗ってみると１．５リッターで十分バランスが取れてるので、それ以上のパワーはいらない気がする。
  アリオンは今となっては希少な５ナンバーセダン。絶滅危惧種的だが、いまだに一定の需要があるらしく、特に法人需要が根強いとのこと。しかしこの車、決して商用車的ではなく、小さいくせになかなか上質。顔はクラウンテイスト。車格以上に上質な印象を与えている。内装だってシルバーのメッキや木目を多用してかつてのトヨタ流和風テイストで上品に仕上げている。年配の方からのウケは良さそうだ。室内の空間バランスもセダンとして真っ当。頭上スペースもありいびつなところは何もなし。５ナンバーセダンとして非常に優等生的。
  走ってみるとこれまた悪くない。１.５リッター１０９ｐｓのエンジンだから、ものすごく力強いってことはないが、重量１２００㎏と軽いボディには十分な動力性能。特徴は総じて平和なこと。温和と言えばいいか。アクセルワークに対する加減速の反応、ハンドリングに対する車の反応、ブレーキング、あらゆるものがのんびり柔らかく反応する。キレがないと言えばそうなのだけど、この車の性格にはこれくらいのセッティングでちょうどいい。変に過敏だと年配の方には扱いにくくなるし、車全体のバランスが崩れる。
  アリオンは平和な空気に包まれた真っ当な５ナンバーセダン。今はこういうセダンが売れないけれど、こういうセダンに馴染みのある自分としては、今もこうして存在していることが素直に嬉しい。

アリオンについての不満な点

• １つ前の時代の車という印象は拭えない。そもそもが５ナンバーセダンだし、仕立てが昭和っぽいし、今の車のようなキレもない。まず若者が望む車ではないだろう。今となってはニッチな需要に対応する車となってしまった。

アリオンを運転した後の感想

• 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
• 運転後の感想について
• 古き良き～なんて言葉を使いたくなるような平和な運転感覚。私はこういうのも好きだけど、今となっては正直時代遅れなのかもしれない。もしこの手の車にレトロ感を加えたらちょっと光るのでは？？と思ったりもするんだけどどうだろう。こういう乗り味もいいと思うんだけどなあ。

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