reireiさんのピクシスエポック の試乗レポート・評価

• 

• トヨタ

  ピクシスエポック

  2017-05-01 00:00:00.0 発売

  

     

このクルマを一言で表すと？

• 

  reirei

• 本来の軽自動車

このクルマの評価

• 総合評価

  2.8

• 外観デザイン

  3.6

  インテリア

  2.7

  走りやすさ

  2.3

ピクシスエポックについてのオススメポイント

• ダイハツミライースのトヨタ版。装備満載で容積も価格も肥大化した現代の軽に対し、昔からある本来の軽といった感じだ。背の高さもノーマル、車重も６５０㎏と軽量、快適装備は必要最低限、価格も１００万円を切る。まさに原点回帰した軽と言える。
  そういう立ち位置の車だから、最近の軽と比べてしまうと色々見劣りするのは事実。室内の安っぽさはもちろん、音振対策もゆるく、走行性能もそれなり。でもそこは比較するところではなく、この車の真骨頂は、「安くて経済的で丈夫で、日常の足として使えればOK！」というユーザーのニーズを、ハイレベルで満たしていることにある。
  この時代に８４万円～で新車が買えるなんて驚異的。外観はモデルチェンジしてキレのある顔立ちになったし、サイドからのシルエットだってバランスがいい。室内もデジタルメーターを採用したり、明るい色合いにすることで、一定の水準は確保している。シートが固く座りが悪かったりご愛嬌なところもあるっちゃあるが、価格を考えたら本当によく出来てると思う。非力でうるさくても高速だって走れる。固く突っ張った感じがあって乗り心地はイマイチだが、安いからまあこんなものかと思える。コーナリングは不安定だけれども、少しスピード落として走ればいいだけだ。燃費を良くしようと思えばリッター２５キロくらいまで伸びるらしい。
  荷室は狭く旅行などの長距離移動には向かないが、基本２人移動で後部座席も荷物置き場などに使えば問題ない。
  そうやって見ていくと、これだけシンプルで経済的な車もない。「あれが欲しい、これが欲しい」と思うとキリがないが、「あれはいらない、これもいらない」と割り切っていくと、こういうすっきりした車で十分と思えてくる。これこそが本当のエコカーかもしれない。

ピクシスエポックについての不満な点

• 安っぽさ、うるささ、乗り心地の固さ、快適装備の少なさなど、挙げたらキリがないが、この車を評価する場合は価格から見るべき。一番安い国産車であることを考えれば、「その割にはいいね！」と思えてくる。

ピクシスエポックを運転した後の感想

• 乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
• 運転後の感想について
• とことん割り切っていけば、日常の足車はこういう車に行き着くと思う。何ならもっともっと割り切って６０万～７０万円台の車にしてもいいかもしれない。そういうニーズだって実際結構あるように思う。
  こういうシンプルな車に乗ると、車の構造だとかが見えてきて面白い。と同時に、今の車の進化具合もわかってくる。たまにシンプルな車を味わってみるのは、案外有意義なことかもしれない。

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