nagaさんのフェアレディZロードスターの試乗レポート・評価

投稿日： 2018-02-05 04:49:32.0

日産

フェアレディZロードスター

2009-10-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

naga
クーペとは違う味わい

このクルマの評価

総合評価
3.3
外観デザイン
4.0

インテリア
3.1

走りやすさ
4.0

フェアレディZロードスターについてのオススメポイント

フェアレディZロードスターの良さは、クーペと変わらぬ剛性、走りを確保しながら、オープンエアの気持ち良さを味わえることです。
屋根がないことによる剛性不足をまったく感じさせない強靭なボディで、路面の凹凸を超えた時もコーナリング時も、やわな印象は一切ありませんでした。重量はクーペ比＋６０kgなので、それなりにボディ補強がなされているのだろうと思われます。
この重量増によって、むしろどっしり落ち着いた走りになった感があり、足が地面にビタッとくっ付いているかのような安定感がありました。不思議とオープンボディだと尖った走りをしたいという気持ちにならないので、持てるポテンシャルをフルに発揮させるより、余力を十分に残したうえでゆったり走るのが似合うと思います。マツダロードスターなどのライトウエイトスポーツとはまた違った、大人のオープンスポーツです。
３．７リッターのV６エンジンは、高回転までシルキーに気持ち良く回ります。音も心地良く、個人的に好きなエンジンの１つです。
「クーペタイプは男性的、ロードスターは女性的」と表現する人もいるけれど、私からすれば現行Zはどちらも女性的。グラマラスなボディや色気、高級で艶やかな雰囲気など、どちらも名前の通りの上品な女性のイメージがあります。クーペとロードスターとの違いは、その味わい方の違いでしょうか。女性の女性らしい艶やかな側面を贅沢に味わうのがロードスターなのかなという感じがしています。

フェアレディZロードスターについての不満な点

アクセル操作に対するエンジンレスポンスは非常に良いのですが、ごく低回転はトルクが細く、回しすぎると若干粗が出てきます。トルクの乗りも音質もちょうどいい回転域をキープしながら走ると本当に気持ちいいエンジンです。

フェアレディZロードスターを運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
運転後の感想について
こういう贅沢な車もいいものですね。持てるパワーを使わずに、その余力を秘めた中で楽しむ。「使わない高性能」にこそ価値があるということなのでしょう。自分には縁がない車ですが、乗ってみるとたしかに惹きつけられます。オープンカーの魅力、GTカーの魅力、高級スポーツカーの魅力、Zロードスターならそれらを一気に味わえます。