nagaさんのゴルフオールトラックの試乗レポート・評価

投稿日： 2017-11-15 12:17:40.0

フォルクスワーゲン

ゴルフオールトラック

2015-07-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

naga
完成度の高いオールラウンダー

このクルマの評価

総合評価
3.6
外観デザイン
4.0

インテリア
3.5

走りやすさ
3.7

ゴルフオールトラックについてのオススメポイント

ＶＷは、ゴルフ、ポロ、パサートなどスタンダードモデルに対して、それらをＳＵＶルックに仕立てたクロスオーバーモデルをラインナップしています。このゴルフオールトラックは、ゴルフヴァリアントのＳＵＶバージョン。ヴァリアント自体が非常に完成度の高い車なので、それをベースにさらに付加価値を付けたこの車は、より多方面に優れています。
まず、車高を２５ｍｍほど上げ、黒いモールで加飾してＳＵＶらしい外観に仕立てています。さらに「４モーション」と呼ばれるフルタイム四駆機構を搭載し、オールラウンダー性能を高めています。この四駆システムは、状況に応じて前輪と後輪にトルク配分することができる非常に優秀なものです。
そして一番大きく違うのはエンジンとミッションで、オールトラックにはヴァリアントより強力な、１．８リッター直４インタークーラー付きターボエンジンが搭載され、6速ＤＳＧと組み合わされます。このエンジンのスペックは１８０ｐｓ、２８．６ｋｇｍ。ＶＷの例に漏れず、低回転から大きなトルクを発生するため、スペック以上の力強さを感じます。
ヴァリアントの持つ基本性能の高さはそのまま踏襲していますから、ボディ剛性も高く、しっかりした足回り、ステアリング剛性、強力なブレーキなどがもたらす安心感も、高速直進安定性も、すべて高次元で獲得しています。そしてワゴンの積載能力もあって、高い悪路走破性まである。たしかにオールトラックだなという感じです。
これだけの中身がありながら、価格は３５９．９万円。この価格は、ヴァリアントの最上級グレードであるＲラインと同価格です。Ｒラインが１．４リッターエンジンであることを考えると、このオールトラックは価格的にもかなり魅力的と言えます。費用対効果の点で考えると、この車は非常に魅力的です。

ゴルフオールトラックについての不満な点

ＳＵＶにしては派手さが弱いことでしょうか。ＳＵＶになっても控えめなルックスなところは、ＶＷらしいなと思います。

ゴルフオールトラックを運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
運転後の感想について
ＳＵＶを作らせても生真面目なところは、実にＶＷらしいなと思います。すべてが高次元にまとめられており、それでいてどこにも過剰すぎるところがないのがいいですね。とはいえ、ＳＵＶならもう少し派手な外見であっても良かったかもしれません。車としては非常に優秀なので、見た目のインパクトがあれば、相当人気の車になりそうです。