アルファードさんのアルファードの試乗レポート・評価

投稿日： 2015-04-24 23:17:00.0

トヨタ

アルファード

2015-01-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

アルファード
最高峰の優越感・見晴らし・見下ろし

このクルマの評価

総合評価
4.2
外観デザイン
4.2

インテリア
4.2

走りやすさ
4.3

アルファードについてのオススメポイント

ハイブリッドエグゼグティブラウンジ及びＶ６３．５ＬＳＡ Cパッケージ（４ＷＤ）に試乗。
Ｖ６３．５Ｌは、パワフルで高速道路や上り坂は爽快であるが、フロントヘビーでアンダーステアが顕著であり、特に下り急勾配の急カーブは恐怖そのものであり、二代目からの進化は十分以上に体感出来るものの以前として、自分で運転する車としての魅力は皆無であった。　エグゼグティブパワーシートも十分快適ではあるが、本革の質感がレクサスに比べると見劣りしてしまう。　ＩＰＡ２も営業マンと二人掛りで試行錯誤し、何とか使えるようにはなったが、二度と使うことはないと確信した。
エグゼグティブラウンジは、当然ながら、先ず後部座席を確認。先代より開口幅が増したスライドドアが開くと真打であるセミアリニン本革のラウンジシートに圧倒される。座り心地は極楽至極。唯一のデメリットと思われるサードシートの乗降性も全く不具合感が皆無であり、セミアリニン本革のサードシートの座り心地も極上でレクサスＬＳのセカンドシート以上の出来とおもてなし感が満載。ＪＢＬプレミアムサウンドシステム(１７スピーカー)は、世界的にも屈指の出来と評判のレクサスマークレビンソンプレミアムサウンドシステムを超えており、ＷＶＧＡ１２．１型リヤシートエンターテイメントシステムの大迫力と臨場感は、豪華客船を彷彿させる。床下収納も乗員分の大型バッグが入り、７人乗車時でもゴルフバッグが４個縦置き収納可能である。　ハイブリッドは、この車体にしては低重心且つ、前後重量バランスが良く、７人乗車+ガソリン満タン+ゴルフバッグ４個+床下収納満載時でほぼ理想的な重量配分となる。　Ａピラーやフロントドアフレームがスリム化され、三角窓の面積も拡大されており、やはりセミアリニン本革のフロントシートが特等席であり、座り心地やホールド感は抜群である。オリーブ・アッシュバール本杢やアルミ削り出しセンタークラスターは、本物以上の質感であり、９．２インチの大画面に圧倒される。ハイブリッドシステムを起動してもエンジンは始動せず。　世界初のシースルービューやムービングビューで周囲確認した後、シフトレバーをDレンジにするとパーキングブレーキも自動解除される。パノラミックビュー＆フロントワイドビューに自動的に切り換わり、前方確認するが、ブレーキホールド機能により、アクセルを踏むまで発進しない。アクセルを踏むとほぼ無音で走り出し、時速２５ｋｍでエンジンが始動するが、音や振動は皆無である。
赤信号では、ほぼ停車前にアイドリングストップとなり、ブレーキホールドにより、ブレーキペダルから足が開放され、ストレスフリーの極上空間となる。フロントシートは、正しくパノラミックビュー、セカンドシート及びサードシートは、最高級ラウンジシアターあるいは、コンサートホールに瞬間移動したような感覚になってしまう。

アルファードについての不満な点

二代目と三代目は似て非なる車。
ライバルはおろか、比較できる車が現存しない。
唯一のライバル車をも格下の車にしてしまった。
アルファードか? ヴェルファイヤか? それ以外か?
もしくは、エグゼグティブラウンジか? それ以外か?
エグゼグティブラウンジは、ボディカラー２２０が選べない。
ＩＰＡ２は、バックで車庫入れが出来ない人以外は、役に立たない。

アルファードを運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
理由:

２７年の運転歴で初めてミニバンを試乗したが、車両感覚がつかみ易く、セダンより運転が楽であった。
法定速度域では、高級セダンを上回る乗り心地と静粛性であった。
二代目からの進化は、予想を遥かに超越していた。（後部座席でも）
運転後の感想について
世界の超高級車をも凌駕してしまう圧倒的な優越感、見晴らし、見下ろし。この車を運転していると追い抜かれたり、割り込まれたりしても、恰も白バイが先導しているかの如く俯瞰でき、ゆったりとおおらかな気分になれる。他車であれば、北川景子は助手席に乗せたいが、この車であれば、敢えてセカンドシートに座らせたくなる。世界一男前な高級車。キャプテンハーロックの気分になれる車。