Shunsuke Kikuyamaさんのカローラフィールダーの試乗レポート・評価

投稿日： 2015-04-12 22:13:38.0

トヨタ

カローラフィールダー

2012-05-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

Shunsuke Kikuyama
ビッグマイナーチェンジ！

このクルマの評価

総合評価
4.3
外観デザイン
5.0

インテリア
4.2

走りやすさ
4.3

カローラフィールダーについてのオススメポイント

3月30日に発表された、マイナーチェンジ後のフィールダーに試乗してきました。今回試乗したのは新たにグレードとして追加された"WxB 1.8S"ガソリンモデルです。

⚫︎エクステリア
最近のトヨタ車はマイナーチェンジの際に大きくデザインを変更することが多いですが、今回のフィールダーのマイナーチェンジもやはりデザインが大きく変更されています。まず外観の変化に驚きました。
地味なイメージが強かったカローラシリーズですが、最近のトヨタ車に多い"キーンルック"を採用し、非常にスポーティーで若々しいデザインに変更されました。
地味だったテールランプもワイドな物に変更され、スバルのレガシィとよく似たデザインになっていました。

⚫︎インテリア
今回試乗したWxBグレードは、マイナーチェンジ前の特別仕様車"WxB"と同じく、サイドがレザー調、センターがファブリック生地のシートを採用しています。非常に質感が高く感じられ、とても大衆車のカローラとは思えませんでした。
そして座り心地にも驚きました。シートが厚いこともあるのか、とてもフカフカで包み込まれるような感覚でした！
シート以外にも、WxBでは本革巻きステアリングや本革巻きシフトノブを採用しており、質感が非常によく感じました。

⚫︎試乗インプレッション
今回、2.つの目的を持って試乗して来ました。
1つ目が、今回のマイナーチェンジの目玉、"Toyota Safety Sense C"の体験。
2つ目が、今回から上位モデルに標準装備された16インチホイールの乗り心地。

まず"Toyota Safety Sense C"について。
これは、衝突の回避や被害軽減をサポートする"プリクラッシュセーフティシステム"、レーンを逸脱しそうになった際にブザーとディスプレイで知らせてくれる"レーンディパーチャーアラート"、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる"オートマチックハイビーム"この3つをパッケージ化したシステムです。
今回、レーンディパーチャーアラートの体験をする事が出来ました。他メーカーでも同じような機能がすでに採用されています。
時速50キロ以上で走行している際、わざと車体を横に振ってみると、「ピピピ」とブザーが鳴り警告してくれました！もちろんこの機能を使わない運転をするべきなのですが、万が一の事を考えると非常に優秀な機能です。

加えて"Toyota Safety Sense C"のオマケ的な機能として、"先行者発信告知機能"があります。
これには非常に嬉しい機能です。名前の通り信号が青になった際、先行者が発信した事に気づいていない時に、ブザーとディスプレイで知らせてくれます。私自身、信号待ちの時は同乗者と話している事も多いので、この機能は非常に助かります！

2つ目の16インチホイールについて。
インチアップすると見た目は良くなるんですが、段差での突き上げやロードノイズ等、どうしても乗り心地が悪くなってしまいます。
今回試乗してみて、その点について大変満足しました。正直なところ、本当に乗り心地が良くて驚いています。
窓を閉めるとほとんどロードノイズは聞こえませんし、車体の縦揺れや突き上げ感もほとんどありません。本当にカローラとは思えませんでした。
営業さんによると、マイナーチェンジでサスペンションが柔らかくなったそうで、乗り心地の向上、インチアップへの対応が出来ているそうです。

⚫︎総合評価
100点満点です！本当に驚きました！
もっとも驚いたのはその質感。カローラと言えば"トヨタの大衆車"なのに、この車に高級感すら感じてしまいました。
安全性、デザイン、コスパ。どれもかなりハイレベルです！
私自身、この車が乗り換えの第一候補になりました！

カローラフィールダーについての不満な点

不満な点としてあげるなら2列目シートの前後スライドが出来ない事。
荷室と繋げるために2列目シートが前倒し式になっているため、スライドが出来ません。仕方のない事ですが。。
大柄の人が前列に座ってしまうと、少々窮屈に感じるかもしれません。

もう一つ、スポーティーな走りをしたい人には向きません。
燃費重視の走り、そして柔らかい乗り心地で、キビキビとした走りをする事は出来ません。見た目はスポーティーになりましたが（笑）