KDPさんのレガシィB4 の試乗レポート・評価

投稿日： 2014-11-02 01:45:59.0

スバル

レガシィB4

2014-10-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

KDP
大らかさが心地よいセダン

このクルマの評価

総合評価
4.5
外観デザイン
4.0

インテリア
4.7

走りやすさ
4.0

レガシィB4についてのオススメポイント

試乗したのはベースグレードです。

ディーラーではWRX-S4やレヴォーグと並べて置かれていましたが、一回り以上大きく感じられました。
ボディパネルのふくよかさは予想以上。

ドアを開けて運転席に座りシートポジションを一番低くしてみるとWRX-S4よりも囲まれ感が強くとても落ち着く感じがします。

シートも大きく座り心地も良好。

各部の質感もスバルのフラッグシップセダンに相応しいもの。

エンジンを始動してみると、冷間時のアイドリングが高い状態では割とエンジン音が室内に侵入してきますが、シフトをDに入れて走り始めてしまえば非常に静粛性は高いです。

それでも、無理に静粛性を高めようと力んだ所もなく、程よくエンジン音やロードノイズが聞こえてきて、「走らせている」実感は強いです。

2.5Lの自然吸気エンジンは突出したスペックを持っている訳ではありませんが、低回転域からそこそこ太いトルクをアクセルを踏んだ分だけ素直に発揮してくれます。

回転フィールも滑らか且つ有機的で、とても気持ちの良いエンジンだと思います。

リニアトロニックと呼ばれるCVTはドライブモードを一番エコな「I」モードで走らせていても全くモタツク印象はありません。

一番スポーティな「S＃」モードにすると有段変速制御になりますが、加速時にステップを切った方が、加速感をより実感できるんだとか。。。

効率的には落ちるかもしれませんが、私的にはこの制御は嫌いではありません。

2.5Lの自然吸気エンジンには久しぶりに乗りましたが、ほぼ同スペックのダウンサイジングターボに乗る身としては改めて自然吸気エンジンの気持ちよさを実感できた次第です。

乗り心地はゆったりとしていてとても良好なのですが、路面によってはちょっと細かい凹凸を拾いすぎると感じるシーンもありました。
Limitedに装備される新ダンパー「スタブレックス・ライド」と呼ばれる仕様にも試乗してみたくなります。

ハンドリングはレヴォーグやWRX-S4と比較すると少々ダルな感じもしますが、ゆったりと乗るならこちらの方が好都合かもしれません。

後席も広く、シートも大きめで寒い冬にはシートヒーターも重宝するでしょう。

総じて、ボディサイズは大きくなりましたが、各部の質感の向上や装備の充実、居住空間の拡大等を実感してみると、非常に魅力的なセダンに進化したと思えます。

レガシィB4についての不満な点

もう少しスポーティなグレードが欲しい気もします。

レガシィB4を運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
理由:

もっと高級車路線へ行ってしまったかと思いましたが、遮音に力んだ所もなく、レガシィの爽やかな乗り味は健在でした。
運転後の感想について
サイズは大きくなりましたが、それ程大きさを意識することはありませんでした。
室内の質感の向上には目を見張るものがあり、運転席の適度な囲まれ感を意識しつつ運転するのはとても心地よかったです。