Ryo Furuichiさんのミニの試乗レポート・評価

投稿日： 2014-10-15 16:52:21.0

ミニ

ミニ

2014-04-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

Ryo Furuichi
小さくても存在感は大きいクルマ

このクルマの評価

総合評価
3.9
外観デザイン
4.6

インテリア
3.7

走りやすさ
4.0

ミニについてのオススメポイント

①５年後の残価率がなんと50％であること
⇒残価設定ローンで購入する場合、月々の支払額が同額他社（他車）よりも低く抑えられる。また、現金購入をした場合も、売却時の戻りが多くなる。
➁オプションやカラーの多さ
⇒今に始まったことではないが、カタログを見ているだけで選ぶ楽しさ、迷う楽しさが味わえる。自分だけの一台を手にすることができる。
③小さいこと、軽いこと
⇒モデルチェンジ毎にサイズアップしているものの、外観上すぐに気付くのが車高の低さ。どこでも心配なく入って行かれそうである。またスペックを見ると、エンジンの大きいクーパーSまでもが他の２リッターターボ車より圧倒的に軽い。パワーだけでなく、軽さによるアドバンテージは大きいと思われる。
④凝った内装にもかかわらず扱いやすいこと
⇒パワーウインドウスイッチが定番のドア位置になったため、私のように”MINI慣れ”していない者でも取っ付き易くなったと感じる（以前、クロスオーバーに初めて乗ったときはすぐにわからなかった記憶がある。）。エンジンスタータースイッチにしても、始動の仕方はすぐにわかった。

ミニについての不満な点

①低速、低回転時にバックドアが共振して音が発生する点
⇒プレミアムブランドを名乗っているだけに残念である。昔のマーチを思い出す。
➁低速時及び停車寸前のATの違和感
⇒DCTなのかと勘違いしたほど。VW系のDCTでもこのような現象はみられない。アイドリングストップの制御の問題か？
③値引きがない
⇒残価率が高いので仕方のないことである。

ミニを運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
理由:

①３気筒なので安っぽい音がするのかと思いきやそれほどでもなかったこと
➁大きくなったとはいえ、取り回しづらいといったこともないこと（旧型オーナー様にとってはそうは感じないかもしれないが．．．）
運転後の感想について
食わず嫌いであった私がなぜか販売店に立ち寄り、今回試乗したのは中間グレードであるクーパー。1.5リッター3気筒であるが、3気筒ゆえの安っぽいフィーリングもなく、街中では必要十分なパワーで扱いやすいと感じた。また、サイズアップしたとはいえ、コンパクトなのには変わりなく、これもまた街中では非常に扱いやすいと感じた。トランスミッションについては、ダイレクト感を重視しているセッティングなのかスパスパ変速していくので、最初、DCTなのかと勘違いしたほど。停止前のギクシャク感もそのように思わせた要因である。それにしても、内外装ともにクラシカルなイメージを残しつつも現代のトレンドや技術を取り入れ、上手く融合させているところが素晴らしいと改めて感じた。他にないデザインは、見ていても乗っていても、特別なクルマに乗っているのだと感じさせてくれるし、楽しい気持ちにさせられる。このクルマに興味を持って販売店に足を運ぶことから始まり、カタログを見てグレード、オプション、カラーをどれにするか悩み、実際にオーダーして納車を心待ちにして．．．などと想像するだけでも楽しくなってくる。この価格帯のクルマで、ここまで想像力を掻き立てられるものはそうないと思う。ミニの存在感が私の中で大きくなった。