さくらもちさんのコルベットコンバーチブル の試乗レポート・評価
投稿日: 2021-09-24 21:50:39.0
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- シボレー
- コルベットコンバーチブル
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2020-08-01 00:00:00.0
発売
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このクルマを一言で表すと?
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さくらもち
このクルマの評価
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総合評価
4.8
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外観デザイン
5.0
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インテリア
4.8
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走りやすさ
4.7
コルベットコンバーチブルについてのオススメポイント
- 二人でオープンにしてゴルフに行ける(クーペはオープンにするとゴルフバックが積めない)、2人で旅行にも行ける、一人でコンビニにも行ける、マニュアルに従えばノーマルでサーキットも走れる、狭い路地と悪路と狭い駐車場さえ避ければ普段使いからスポーツ走行迄幅広くこなせる、アメリカらしいスポーツカーです。この懐の深さが最大のおすすめできるポイントです。これまでのコルベットのGTカーとしてのパッケージ(旅行にも使えるトランクがあり、のんびり流しても快適)はミドシップになってもキープし、スーパースポーツとしてのハンドリングは大きく向上しています。C7では快適ではあるものの低速時の横へのゆすられ感がありましたが、C8ではそれもなくなり、市街地走行がとても快適です。スポーツ走行でも、更にコーナーでの余裕ができました。オープンにしてもツーリングモードならばエンジン音も静かなので、会話と音楽を普通に楽しみながら流せます。スーパースポーツの見た目が欲しいけど、運転は普通車のように走りたいという方には満足かと思います。公道レベルでは、余裕のある足回り、ブレーキです。今後ハイパワー版を見据えたシャーシなので、500ps程度では余裕があるのも当然と納得です。オープンにしても公道ではボディー剛性の不安は皆無です。サーキットでは屋根を閉めるので問題ないだろうと感じています。オープン時の斜め後方以外は視界も良く、写りの良いカメラを使えばミニバンより駐車時などの運転は楽です。正規モデルは輸入台数に限りがありますが、すぐ手に入る平行物を購入してもエアプレイやアンドロイドオートもあるので、不便は無いとかと思います。クーペもルーフを外せますが、開放感の違いは別物です。何よりトランク容量が確保できることは、オープン頻度が高い方には、決定的なメリットです。車内に手持ちの荷物を置くスペースがないですが、余程大柄な方でない限り、走行時はシート後ろにスペースができるので、全く置けないこともありません。フロントトランクも深いので使えます。燃費を気にされる方も多いとは思いますが、C7と大差ないです。当然、渋滞有の街乗りは厳しく、5~7km/l程度ですが、バイパスを流れに沿って流せば10km/を超えてきます。高速をゆっくり走れば12km/lも超えます。ツーリングモードで4気筒休止が効いているのはメーター表示でよくわかります。モードをスポーツにすると燃費と引き換えに、その気にさせるマフラー音が聞こえだすのも楽しいです。アメ車は壊れるという、いつの時代の話という「固定概念」をお持ちの方は仕方ないですが、キャデラックなどですでに実績のある現行車の装備品をアレンジしてあるので、不安はありません。特に静電スイッチは未使用なので、各種操作の使い勝手は良いです。縦一列の空調スイッチですが、実はスイッチにきちんと凹凸があったり、良く使うスイッチの位置、形状も良いので、慣れればブラインドタッチできます。テスラ等の様に画面操作による視線の移動、複数回アクションなどの操作感が気になるという方には、過去の良いものが復活して良かったと感じると思います。アクセルレスポンスはどの速度域でも感動レベルですが、軽く追い越すつもりがスピードが出過ぎていたなんてことが多々あるので要注意です。内装のステッチのゆがみが本国初期モデルではあったようですが、今は普通に真っすぐです。これもキャデラックと同レベルです。リアトランクの熱さも、食品は入れたくないですが、樹脂が曲がりそうな熱さではありません。手が触れられない部分などありませんよ。クーペモデルとは足回りのセッティングが変わっているのですが、あたりが少し柔らかい気はします。言い方を変えればよい意味で差を感じない出来です。リアの窓もあり、高速走行でも4シーターオープンのような風の巻き込みはありません。シートの可動域が大きいので、小柄な女性や190cmほどの男性でもシートポジションは良い位置をとれます。座高100cmでもヘルメット装着も可能です。右ハンドルですが、ペダルレイアウトやハンドルセンターの違和感は皆無です。フットレストもあります。本国より高すぎるという声も多いですが、実際には発表から2年たった時点でもプレミアがついて販売されており、平行輸入車の方が高いのは仕方ないのが現状です。2LTクーペの正規車は安いくらいです。装備も良くなる2022年モデルが値上げされるのも仕方がないと思います。
コルベットコンバーチブルについての不満な点
- 車自体に不満は全くありません。正規物は外装と内装の組み合わせが選べなかったことが最大の不満です。このことだけで平行物を選ぶ方がいても、不思議ではないと思います。不満とまでは言いませんが、カメラタイプのバックミラーはカメラがルーフについているため、オープン時は通常の鏡タイプになります。ナンバー位置にカメラを増やして、オープン時もカメラ対応できればありがたいとは思います。洗車はきっちりとしたふき取りに少し手間がかかります。エアロパーツ等の本国OPは未設定なので、本国から輸入する必要がある点。ちなみに修理部品として頼めるようですが、価格はとても高いです。コンバーチブルに2LTグレードがあれば良かったのにとは思います。正規物の純正フロアマット、ヒールパッドの淵に金属枠がデザインされているため、靴によってはかかとが金属部にかかり落ち着かないのは不満です。そのうち安価な国産オーダー品に交換するつもりです。
コルベットコンバーチブルを運転した後の感想
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乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?
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理由:
フロントの接地感に不安を持つことがあるかと思っていましたが、山の登りコーナーや全開加速時においても、嫌な緊張感を感じることは全くありません。ブレーキは結構踏んでも、まだその先にコントロールできる幅も感じます。他車でサーキットも走りますが、この車では私の運転レベルでは、限界に近づくことはできないと感じています。慣れた山道でも明らかに安定して速いです。電子制御が作動すると前に進む力が良く伝わります。それよりも静かにのんびり流す走り方が予想していたより遥かに快適でしたので、今は安全運転になっているかもしれません。
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運転後の感想について
- 乗り降りは普通車同様というわけにはいきませんが、余程の老体でなければ、普段使いも出来ます。ネット上の試乗動画は今もほぼすべて見ていますが、アメ車に興味のない、またはどこか見下している方ほど、間違った情報を伝えているようです。(スペック、操作間違いによる的外れな感想など)。この辺りは、昔からアメ車試乗記では相変わらずです。本当に欲しい方は、ディーラーでモード変更の詳細も教えてもらいながら、おかしな試乗記の誤った情報払拭のために、様々なシチュエーションで試乗させてもらうことを強くお勧めします。この車の懐の深い走り心地を知るには少し長い試乗をさせてもらってください。今納車されている方ほとんど?のように、試乗無しの勢いで買っても良い車です(笑)
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