ゆたゆたゆーたーさんのヴェルファイアハイブリッドの試乗レポート・評価

投稿日： 2019-07-31 03:32:04.0

トヨタ

ヴェルファイアハイブリッド

2011-11-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

ゆたゆたゆーたー
広い室内、ご立派なイス、厳つい面構え。

このクルマの評価

総合評価
4.2
外観デザイン
3.6

インテリア
4.5

走りやすさ
3.3

ヴェルファイアハイブリッドについてのオススメポイント

広い室内、ご立派なイス、そして厳つい面構え。この特徴に惹かれてしまった人はこの車を買わざるを得ないでしょう。
　とは言ったものの、まずドライブフィールから紹介しなきゃいけないですね。アクセルを踏むと、運転席・助手席下にＨＶ駆動用バッテリーを抱えた2トンの重いボディーが、電気モーターを使って静かに走り出します。先代から大幅に追加した補強材やリアのダブルウィッシュボーンサスペンションも手伝ってか、重厚感を感じずにはいられません。小刻みに揺すられることのない快適な乗り心地は同乗者が喜ぶのは勿論のこと、ドライバーの疲労軽減にもつながり、どこまででも走って行きたくなります。自動ブレーキやカーテンエアバッグなど安全装備も充実し、安心感も絶大です。
　そして室内空間について。広いですよ、広い。見た目のとおりどんな荷物も飲み込みます。その広大な空間を、合皮のパッドや木目調パネル、メッキパーツを使ってダッシュボードから三列目までデコってあります。こんな絨毯張りの空間に、程よいホールド性と鬱陶しすぎないクッション性をもつ“ええシート”が備え付けてあります。それに腰掛ければ、ため息がでます。本革じゃないのとか、本物の木材じゃないのとか、もうどーでもよくなりますよ。あ、あと天井にＬＥＤ照明がついていて色も設定で選べます。ピンク色にして、ラブホテル気分を味わうのも乙なものですよ。
　最後に、あのフロントマスク。あの“ドヤ顔”はこの車の象徴としてピッタリでしょう。デザイナーはいい仕事をしたと思います。社会階層を問わず、自己肯定感の高い人間が、自己顕示欲を満たすためには、最適な顔です。
　最後にもう一つだけ。ＨＶには1500Ｗの100Ｖ電源が装備されているので炊飯器や電子レンジまでもつかえます。広い室内も相まって被災時の逃げ場所としても心強いです。というか、普通に住めますよ。

ヴェルファイアハイブリッドについての不満な点

デカい図体
　こりゃもうしょうがないっすよね。1850㎜の幅は難儀する路地や駐車場もあります。でも慣れるしかない。標準装備のインテリジェントクリアランスソナーは便利です。どれだけ端に寄せられるかわかりますし、ダメなら勝手にブレーキかけてきます。たまにセンサーに草が当たって自動ブレーキがかかるんですけどこれはご愛敬ですかね、過信は禁物ってことです。

高い床板
　フロアの位置が高い。ステップが用意されているが、高齢者はよじ登るような形になっている。低床が良ければホンダ・オデッセイを検討した方がいいかも。

フロントマスクのデザイン
　このデザイン、いいと思うんですよ。人気があって当然だと思いますよ。でも、でも、やっぱり非エアロモデルは、大人しい感じにしてくれませんか。自己肯定感の低い人間が乗る用のデザインはないすか？？？

ヴェルファイアハイブリッドを運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
理由:

ボディが大きいので運転がしんどいかと思ったが、思ったほどではない。ハンドルがよく切れる。(回転半径5.4m
運転後の感想について
ゆったりとした運転をするのに最適です。スポーツ走行などしてはいけません。重心が高いから長時間乗車での快適性では高級セダンに負ける、との話がありますが、優劣ではなく好みの問題だと私は考えます。このユサユサ感は個性だと思えるほどに不快指数は低いと思います。無論、ドライバーの運転にもよりますが。