ダシモティさんのロードスターの試乗レポート・評価

投稿日： 2018-02-21 01:23:31.0

マツダ

ロードスター

2015-05-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

ダシモティ
ドライビングプレジャーを発見できるクルマ

このクルマの評価

総合評価
3.9
外観デザイン
5.0

インテリア
3.6

走りやすさ
4.0

ロードスターについてのオススメポイント

ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことを筆頭に，世界中で「素晴らしいスポーツカーorオープンカーだ！」と称賛されているロードスターはマツダのアイコンと言える車であり，マツダの車作りに対する姿勢をまさに体現した一台と言えます．こんなロードスターのマニュアル車を試乗しました．

デザインは流麗で美しいなボディと迫力を秘めたフロントマスクに目を奪われます．いままでにこんな美しいオープンカーはあったでしょうか？さすがワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞しただけのことがあります．

身長の大きい私が乗り込んでみると，ルーフに頭が当たり，すごく狭いことに驚きましたが，いざ運転してみると全然きつくないことに驚きました．むしろ今まで乗った車で一番運転しやすいかもと思うほどでした．

マニュアル車は運転免許を取得してからは2回しか走らせたことがなく．お世辞にも運転は上手いほうではないのですが，いざ運転してみると思いのほか簡単に運転できました．クラッチもスムーズにつながるし，変速してもショックが起きることなく，うまく加速できます．「あれ？マニュアル車ってこんなに簡単だったっけ？」と思わせるほどだったのですが，それと同時に思い通りに操作ができるという喜びがわいてきて，これまでにないくらいにマニュアルお操作が楽しいと感じました．

ロードスターのエンジンは，1.5LのガソリンNAで131psと数字だけで見れば大したことがなさそうに見えますが，徹底した軽量化を行った結果出来上がった驚異の990kgの車体から生み出される軽快な加速と旋回は，ロードスターのコンセプトである「人馬一体」にまさにマッチしており，思い通りのドライビングの実現に大きく寄与しています．私も思い通りに走ってくれることがこんなにも楽しい事に気付かされ，おもわず笑顔になっていました．

ルーフをオープンにすれば心地よい風が，ほどよく身体にあたります．オープンカーのイメージとして「風にあたりながら運転とかやりづらそう」「寒そう」というイメージもありますが，いざ風に吹かれながら走ってみると，これが非常に楽しいです．先述の室内の狭さも，オープンにすれば唯一無二の開放感が得られ，頭の上には都会ならビル群，山道ならさわやかな木々，夏の海沿いならきれいな青空...車の周りを囲うすべての物を身に感じつつ走れます．

乗ってみた総評としては，もうとにかく楽しかった！という充実感でした．運転がこんなにも楽しく，しかも何もないと思っていた都会の道路を駆け抜けることの楽しさを再発見した気分です．
これぞドライビングプレジャーというものでしょうか？
マツダのロードスターのページにはこんな一言が書いてあります．

『このクルマを走らせれば、
きっとだれもが、しあわせになる。』

本当にその通りだと思いました．マツダは本当に素晴らしいクルマを作ってくれたと思います．

ロードスターについての不満な点

大きな不満点は全くないのですが，しいて言えばスポーツカー特有の乗り込みづらさと狭さでしょうか．
ある意味どうしようもない面かもしれませんし，そもそもこんなに運転が楽しい車なら，そんな問題は些細なことだと思います．

ロードスターを運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
理由:

「夏場は暑く，冬は寒い」と勝手に思っていたオープンカー，そして「上手い運転をするのは難しい」とおもっていたマニュアル車，それらの固定観念を見事にひっくり返された上に，こんなに運転が楽しい車だとは思わなかった．
運転後の感想について
ロードスターに運転の楽しさを教えられた気分でした．それと同時に車というモノを見つめなおすいい機会になったと思います．
試乗した後にロードスターのホームページにあった，『このクルマを走らせれば、きっとだれもが、しあわせになる。』というキャッチコピーを見たときは，乗ったときの感動を鮮明に思い出して打ち震えてました．