Masatoshi Ikedaさんの208 の試乗レポート・評価

投稿日： 2015-08-10 21:59:03.0

プジョー

208

2012-11-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

Masatoshi Ikeda
実はBセグの大本命

このクルマの評価

総合評価
3.9
外観デザイン
4.4

インテリア
3.7

走りやすさ
4.7

208についてのオススメポイント

208シエロに試乗。
シートは完全にクラスを超えており、座り心地、質感、疲れにくさ共に高級車並み。運転姿勢も独自のレイアウトは違和感もなく正しい姿勢で視界も良い。
批判の多いETGだが、これがどうして全く問題ないレベルだったのに驚いた。確かに1速から2速へのシフトにややもたつきがあるものの何ら問題無し。エンジンブレーキも良好でブレーキの効きも良い。多くの批判があったのは？？一体どんな運転をしたのか疑問。
猫足らしさは薄いものの、マンホールなどの段差越えも非常に心地よく、不快なショックも皆無。
遮音性も高く取り回しもラクで日本の道路事情にマッチしている。
とにかく「軽い」ので軽快そのものな走り。3発のNAエンジンとは到底思えない。非力なパワーとトルクからは想像出来ないほど「良く走る」。
ボディサイズもジャストだが室内は可もなく不可もなく「適度」な広さ。大柄でない人なら充分。
本日、営業からの情報が確認できたので以下に。
①本年11月にマイチェン版が発売予定（既に現行モデルが製造中止）。
②アイシン製6速AT。
③全グレード1200のターボチャージャー。
④GTラインの追加。
⑤スタイルも継続。
要するに308で成功したパターンを208にも適用する感覚。
308もGTラインしか売れていないそうなので当然か。
現行モデルよりも良くなる要素しか見当たらないので、マーケティング次第ではヒットする予感。
現行モデルを狙ってるなら、11月まで待った方が得策かと。

208についての不満な点

ETGの特徴だが、低速時（10-20キロ）の加減速時に少しギクシャクする。しかし不快なレベルではなく下手なドライバーならよくありそうな動き。
アイドルストップはが外気温とエアコンの関係で夏場（恐らく真冬も）は殆ど作動しない。
収納、特に前席周りは殆ど何も置けない。グローブボックスには車検証すら入らない大きさ。
ドアミラーは小さめ。
内装は言われているほど高級感は無い。確かに国産Bセグに比べれば高級感はあるものの、案外プラスチッキーな部分も多くて値段相応かなと。
エコカー減税対象外なのは軽量化のせい。VWポロなどが重量があって燃費が良いので対象になってるので208は軽量化が日本では逆に仇になってしまっている（エコカー減税に関しては）。

208を運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
理由:

とにかくETGの評判は酷かったので「う～ん」と思って試乗したのだがこれが嬉しい誤算。
全く問題ないレベル。普段ホンダCVTに乗るものからしても違和感は殆ど感じなかった。
このシングルクラッチにNG判定する人は本当、どんな運転スタイルなんだろうか？
軽快な走りとはボディ、エンジン、ミッションの全てが良い方向へ噛み合って完成されたものだと実感した。
運転していて楽しい、そう思える良いクルマ。
逆にETGをもっと熟成させるというかソフトのセッティング変更なんかで劇的に良くなると思うが・・・
まぁ6速ATになるのでもういいのか。
運転後の感想について
日本の道路事情にもマッチするBセグの大本命かと。
バッティングするVWポロとは対極にある208ではあるが、如何せんプジョーは宣伝を含めたマーケティングが下手なのでネット上の一部の批判や良い所も含めてごく一部しか伝わっていないのが現状。
是非、試乗して自分で体感するしか良さが分からない。
競合他車と比べて「運転が楽しい」「高い質感」「値ごろ感」、そして何より「雰囲気」が抜群に良い。
試乗しないと分からない、誌面やネットでは決して伝わらない魅力がクルマ好きにガンガン響く。