uhaihoさんのロードスターの試乗レポート・評価

投稿日： 2015-06-23 10:20:47.0

マツダ

ロードスター

2015-05-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

uhaiho
キープコンセプト

このクルマの評価

総合評価
3.9
外観デザイン
4.2

インテリア
3.9

走りやすさ
4.0

ロードスターについてのオススメポイント

このロードスターは第6世代のマツダ車の中で、最もマツダを体現していると感じました。
試乗で感じた点をご紹介します。

【エクステリア】
前後のフェンダー（タイヤを覆うボディの部分）の造形が、特別なクルマ感を感じさせます。
フロントフェンダーはボンネットより盛り上がり、頂点からサイドに張り出します。リアフェンダーもサイドに張り出すかのように作られており、視覚的はなめらかなブリスターフェンダーのイメージです。
4つのタイヤがぐっと踏ん張り、左右ドアの部分でキュッと締まっている、セクシー（汗）なラインです。

【ソフトトップ】
すべて片手で軽く操作が出来ます。信号待ちで気軽に開閉できるので、サンルーフ感覚です。
窓が全閉の時、ルーフを開けるためにレバーを解除すると、窓が自動的に少し下がります。必要な機能なのでしょうが、こういうギミックも「おっ♪」と嬉しくなります。
窓を上げておけば、走行中も風の巻き込みは抑えられています。80Km/hまでは我慢できるレベルです。
ちなみに、閉じておけば（速度にもよると思いますが）横転しても潰れないそうです。

【走行】
試乗したのはMTのベースグレードです。
普段アテンザMTに乗っているので、ロードスターのMTに興味がありました。
まず、クラッチペダルのストロークが短く、かつ短すぎない、半クラッチの感覚がつかめるギリギリのストロークに感じました。その上でシフトレバーのショートストロークと相まって、シフトチェンジが楽しくなります。
決してシフトは軽く入る方ではないですが、クラッチを繋いだ瞬間にシフトノブから伝わる【吸い込まれる】感覚があります。
アテンザのSkyActive-MTは優雅にシフトチェンジすることも出来るようにか、クラッチのストローク（半クラッチの幅）もシフトストロークも長めになっています。同じMTでもかなり味付けが違います（どちらも楽しいですが）。
NAのエンジンは、気持ちよく吹け上がります。軽すぎてモーターっぽい、レスポンス良すぎて回転数が合わせづらい、など皆無です。
アイドリングから良い音で、コーナー手前でシフトダウンするときの、ブリッピング（回転数を合わせる）する音が官能的です。
ハンドリングの感覚は「手足」です。操作→挙動がとても自然に感じます。コーナリング時のトラクションのかけ方でビシッと安定してくれた時は感動すらしてしまいました。

ロードスターについての不満な点

やはり価格ですね。
若いもんに乗って欲しいので、最低限の安全装備で安価なグレード設定もあるといいですね。
彼らに憧れてもらいたいし、車の楽しさを知ってもらいたいです。

ロードスターを運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
理由:

剛性が低くて、小ささを感じるかと思った。
ボディ、シャーシはガチガチではないけれどシッカリ感が伝わってきます。
また、近くで見ると意外に大きく見えます。ただ、運転するとコンパクト。
運転後の感想について
乗るほどに体に馴染んでいくんだろうな、と思います。
子どもたちが巣立ったら即買いです。