KDPさんのロードスターの試乗レポート・評価

投稿日： 2015-06-13 22:03:33.0

マツダ

ロードスター

2015-05-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

KDP
普段使いも心地いい

このクルマの評価

総合評価
4.1
外観デザイン
5.0

インテリア
3.9

走りやすさ
4.3

ロードスターについてのオススメポイント

試乗グレードはSレザーパッケージです。

一見して、歴代ロードスターの中では一番好みなスタイリング。
シートをグッとリアタイヤに近づけ、その分、フロントミッドシップ感が更に強調されたスタイリングは素直にカッコいいと思う。

シート位置も非常に低く、これはスポーティカーではなく、スポーツカーだと実感する瞬間でもある。
今回はルーフオープンでの試乗。

エンジンを始動すると、汎用エンジンベースとは思えない存在感のある排気音が、耳に届くが全く煩くはない。

ATをDレンジに入れ走り出すと、当たり前ではあるが、全く癖のないスムーズな変速感。
デュアルクラッチ車に長く乗っていると、トルコンAT車のスムーズさが特筆ものに思えてくる。

サイドウィンドウを閉めたオープン状態での風の侵入は最少で、オープンで走行していると実感できる程度のもの。
髪の毛が盛大に乱れることは全く無かった。

と、突然、「ボー」という低い音が響き渡る。。。
センターラインをはみ出しそうになるとスピーカーから音が出るのだそう。
マツダセンシングの安全機能のひとつだが、電子的な警告音よりも臨場感があって良いと感じた。

ちょっとしたワインディング路に入り、ATをマニュアルモードにしてみる。
パドルを使用した変速操作になるが、その際の歯切れの良さはデュアルクラッチ車に匹敵する程。

このトルコンAT、ロックアップ領域が非常に広く、アクセルオフでダイレクトにエンジンブレーキが掛かるので、アクセルでの加減速がマニュアル車のように行える。

それでいて、ごく低速域ではトルコンでギクシャク感を吸収してくれる。
ギミックではない多段変速感を味わえるし、渋滞の多い日本ではベストなATではないかと思う。

動力性能は1.5Lで全く不足は感じなかった。

ハンドリングは非常にクイックかつ軽快。
ノーズが面白いように軽く動く。
が、ロール感はちょっと大目に感じる方もいるかもしれない。

その分、乗り心地は良く、Aピラー周りのブルブル感もオープンとしては最少だと思う。

ルーフの開け閉めも試してみたが、非常に簡単かつ素早く行える。
これなら、いつでもオープンで走りたくなりそう。

トランクルームも二人で一泊旅行に行くには十分な広さがあり、実はこのあたりの日常性でロードスターを選ぶ方も多いのではと思う。

ATのロードスターもかなり楽しめると実感した試乗だった。

ロードスターについての不満な点

特になし。

ロードスターを運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
理由:

ATモデルは期待していなかったが、予想に反してATモデルも非常に楽しめた。
運転後の感想について
ロードスターはマニュアルミッションでなければと思っていたが、ロックアップ領域の広い6ATは非常にダイレクト感があり、気持ちよかった。また、上り坂での長い渋滞等、デュアルクラッチ車はクラッチに非常に負担が掛かるが、トルコンATはその心配がない。なので、日本の交通事情に一番合った楽しめるATなのではと感じた。