nagaさんのタントエグゼの試乗レポート・評価

投稿日： 2017-11-17 08:09:05.0

ダイハツ

タントエグゼ

2009-12-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

naga
大人タントの大人なところ

このクルマの評価

総合評価
3.1
外観デザイン
3.0

インテリア
3.2

走りやすさ
2.7

タントエグゼについてのオススメポイント

タントとの大きな違いは、車高が２０mm低いこと、後席がヒンジドアであること、内外装のクオリティが向上してることの３つです。
車高が目いっぱい高くなったハイトールワゴンのタントに対し、エグゼは常識的な範囲の高さに収まっています。見た目はトールワゴンのムーブとタントの間くらいでしょうか。しかし、スライドドア機構を採用してないことで、フロアをより低くできたそうで、室内高はタントよりもあるそうです。実際、中に入ると頭上スペースはとても広いです。
使い勝手の面では、スライドドアの方が良いのかもしれませんが、やはりヒンジドアの方がパーソナル志向は強くなります。剛性面でもヒンジタイプの方が有利でしょう。また、ヒンジドアの方が重量が軽く作れて、事実、エグゼはノーマルタントより５０㎏も軽いのです。絶対的なパワーが低い軽にとっては、動力性能にもプラス効果が期待できます。
そして、タントと直接比較するとよくわかるのですが、エグゼはシートがいいです。軽自動車の割にはしっかり厚みがあって、ホールド性も高く、座り心地もワンランク上質になっています。軽のシートが総じて薄っぺらく平面的なことを考えると、上手に差別化がなされているように思います。室内イルミネーションによってムードを作っているところとかもいいですし、たしかに大人風味が付け加えられているように思います。

タントエグゼについての不満な点

ダイハツのラインナップには、「トールワゴンのムーブ」と「ハイトールワゴンのタント」という二大看板があるため、タントエグゼは背の高さ的にも印象的にも、間を埋める中途半端な存在に見られがちです。二大看板を凌ぐほどの魅力を感じるかどうかは、人によるかもしれません。

タントエグゼを運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
運転後の感想について
コンセプトとしては、悪くないと思うし、特にシートはプラス評価でした。軽は価格の制約が強いので、ある程度クオリティは我慢しないといけないのはわかるのですが、車は人の命を預ける乗り物ですから、シートをはじめ、コストをかけるところはしっかりお金をかけて、抜くところは大胆に抜く、もっとメリハリ付けてもいいのかなと思いました。