はせごんさんのロードスターの試乗レポート・評価

投稿日： 2016-03-04 02:39:26.0

マツダ

ロードスター

2015-05-01 00:00:00.0 発売

このクルマを一言で表すと？

はせごん
スポーツドライビングを、気軽に、街中で。

このクルマの評価

総合評価
3.1
外観デザイン
3.8

インテリア
2.9

走りやすさ
3.3

ロードスターについてのオススメポイント

ままずはデザイン。流れるようなラインは、見るものを一瞬で虜にする。そしてしばらく眺めていると、また違った顔をふと見せてくれる。だから飽きが来ない。ずっと眺めてたくなるようなデザインだ。これは歴代ロードスターに
共通するものだろう。
内装は至ってシンプル。車体同色のAピラーや、プラスチックパーツの多さなど、極限までの軽量化を感じさせる部分もあるが、デザインとして全体がまとまっているので、目立って安っぽいという点はない。軽量化とデザイン性を高次元で両立しているといえる。高級感は正直ないが、そもそもそれを求める人はこの車を買わないから問題ないだろう。
シートはホールド性が高く、かといってセミバケットシートのように硬すぎて疲れるようなこともない、市販車スポーツカーの純正シートとしては秀逸なもの。ホンダのタイプRのように、純正でレカロのセミバケを採用する市販スポーツカーは多いが、ロードスターは、それらの車が第一義的に掲げる「速さ」ではなく、「楽しさ」に重点を置いていることが、このシートからも伺えた。目線はもっと低いのかと思っていたが、意外と高くそれほど見晴らしも悪くない。
走りに関しては、言うまでもなく素晴らしい。サスペンションは思ったより柔らかい。しかし車体剛性が高いのでふわふわ感は感じない。タイヤがミディアムスペックでグリップ力が高くないのも、柔らかめの足とマッチしている。無理なロールが起こる前にタイヤがブレイクするような感じ。
エンジンはよく回る。馬力こそ低く、驚くような加速は味わえないが、よく回り、ギアのつながりもいいので、スポーツカーらしい軽快な加速"感"は味わうことができる。

ロードスターについての不満な点

公道で運転を楽しむ車としては、不満はない。やや柔らかいサスペンションも、限界の高くないタイヤも、すべて、安全な速度域でスポーツドライビングを楽しむには最適なものだろう。
ただ、夜の峠で激しいドライビングをしたい、サーキットをガンガン攻めたい、というような人には、サスもタイヤも、純正シートのアイポイントもホールド性も、不満は出るだろう。そういう人の需要ははアフターマーケットが満たしてくれるだろう。
不満点をしいてあげるとすれば、価格だろうか。もう少し安ければなとは思う。

ロードスターを運転した後の感想

乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか？
理由:

思ったより激しさがなく、普通のクルマの感覚で乗れるなと思った。特にアイポイントにおいて。
運転後の感想について
今回一日試乗を利用し、ワインディング等を心ゆくまで走ったが、本当に運転を楽しむことができた。スピード域は決して高くないのだけど、スポーツしてるな、というドライブができる貴重な車であると感じた。